中国湖北省の新規感染者が１人に

　【北京＝三塚聖平】中国国家衛生健康委員会は１７日、肺炎を引き起こす新型コロナウイルスの中国本土の感染者が前日から２１人増加したと発表した。ウイルスの感染源となった湖北省では新たな感染者は１人だけで、６日連続で１桁にとどまっている。外国で感染して入国したケースは２０人に上り、北京や上海、広東省など多くの地域で確認された。

　１６日に新たに確認された死者は１３人だった。中国本土の感染者は累計で８万８８１人、死者は３２２６人となった。

　中国メディアによると、全国から湖北省の治療態勢を支援するため派遣されていた医療チームが１７日から順次同省を離れる。湖北省での感染状況が改善されたためだと指摘している。武漢では、体育施設などを転用した臨時医療施設が今月１０日に全て閉鎖されている。