【ロンドン共同】米公共放送(PBS)とAP通信は6日までに、ロシア軍がウクライナ侵攻直後の3月に、首都キーウ(キエフ)近郊ブチャで、ウクライナ軍への協力やロシアへの敵対視が疑われる民間人を選別し、拷問の末に殺害していたと報じた。「浄化」作戦と呼んで正当化し、組織的に行っていたことが裏付けられたとしている。
APとPBSは、数百時間に及ぶ監視カメラの映像やロシア兵と家族との電話の会話を分析。生存者にも聞き取り、被害が大きかったヤブロンスカヤ通りでの惨劇の一端を突き止めた。自衛目的でも武器を持っていれば子どもや女性、高齢者も標的にしていた。