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対戦国ドイツを取材すると、警戒すべき日本代表メンバーとしてある選手の名前が聞かれました。また、今大会のメインスタジアムやグッズなど、お金の面で支えているのが実は「中国」です。
ドイツの国内リーグのチームに8人が所属している日本代表。なかでもドイツ国民が注目しているのが…
サッカーファン
「もちろんダイチ・カマダだよ」
「ダイチ・カマダには気をつけないと」
ドイツ1部リーグ、アイントラハト・フランクフルトに所属する鎌田大地選手です。今季7ゴールの活躍で、チームの主要メンバーとして注目を浴びています。
本拠地のスタジアムに行くと・・・
記者
「ドイツでも好成績を残している鎌田選手。ドイツ人のファンからも、こうしたユニフォームが人気だということです」
サッカーファン
「彼はオフェンスがいいし、ディフェンスもよくなったよ」
グッズ売り場には、鎌田選手のユニフォームや、鎌田選手の写真が大きく載せられたカレンダーがありました。さらに、元日本代表キャプテンでチームメイトの長谷部誠選手との2ショットも。
そんなドイツで、きょうの日本戦の予想を聞くと・・・
サッカーファン
「鎌田選手が何点入れても構いませんよ。ドイツが1点多く入れるから」
「2ー1で日本!」
と、日本が勝つ、との声も聞かれました。
ところで、ワールドカップのメインスタジアムですが、建設したのは、実は出場を逃した中国の企業。大会の公式グッズも70パーセントが中国製で、国内ではこんなことがアピールされています。
中国中央テレビ
「ワールドカップでは、メイド・イン・チャイナにも注目です」
また、中国メディアは、中国企業4社で合わせて2000億円近くのスポンサー料を払い、世界最大だと強調。市民もこう話します。
市民
「すごくいいことです。国家のレベルも相当上がっている」
「いいことです。中国は強くなった」
一方で、「そのお金を国内に投資すべきだ」「自国のチームが出られないのに恥ずかしい」といった声もあがっています。そうした声を象徴するかのようなハプニングも・・・
乳製品製造会社「蒙牛」は、日本円にしておよそ85億円も提供した大スポンサーなのですが、スタジアムの広告の看板がさかさまになっていました。
ネット上では、「大会が終わったらお金を返してもらわないと」、「すべての外国人が漢字を理解できるように、中国語を普及させなければならない」といった投稿がみられました。
TBSテレビ