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HIMARSで使用可能なATACMSはクリミア大橋を直接攻撃できるため「ウクライナ供与」が再三噂されてきたが、ウォール・ストリート・ジャーナル紙は「ATACMSが使用できないよう改造したHIMARSをウクライナに提供している」と報じている。
クリミア大橋への攻撃にHIMARSを使用することは可能=GMLRS弾が届く範囲までクリミアを解放できたならという意味になる
HIMARSやMLRSで使用するGMLRS弾は最大80km先の目標を精密攻撃できるため「榴弾砲では手が届かない目標(前線の後方に設置された弾薬庫、物資集積地、司令部等)」への攻撃で活躍中だが、同じランチャーで射程300kmのATACMSも使用することができ、ウクライナは再三「ATACMS供与」を要請してきたが米国はこれを拒否し続けている。
しかしGMLRS弾では到底届かないロシア軍の拠点で爆発が発生すると必ず「米国がATACMSを供与しているのではないか?」と噂されてきたが、ウォール・ストリート・ジャーナル紙は「バイデン政権は戦いのエスカレーションを未然に防ぐためATACMSが使用できないよう改造したHIMARSをウクライナに提供している」と報じており、これが事実なら英国、ドイツ、フランスが提供しているMLRSもATACMSの運用能力が削除されているだろう。
米政府高官は7月「クリミア大橋への攻撃にHIMARSを使用することは可能で、ウクライナ人が自国の主権が及ぶ範囲でロシア軍と戦うことに何の制約もない」と明かしていたが、これはATACMS供与を示唆しているのではなく「GMLRS弾が届く範囲までクリミアを解放できたならクリミア大橋の攻撃に使用してもよい」という意味になるため非常に興味深い。
つまりATACMSの供与が「戦いのエスカレーションを招く」という理由でウクライナ支援の選択肢から外れるなら、西側製戦闘機の供与など期待するだけ無駄だ。
米国、ウクライナ軍がクリミア大橋攻撃にHIMARSを使用してもOK
ウクライナ国防相、最終的に西側は射程300kmのATACMS提供に応じる
※アイキャッチ画像の出典:Photo by John Hamilton M270から発射されたATACMS
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