FCASのサブシステム開発、エアバスがA400MからのUAV投下に成功

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エアバスは戦術輸送機A400Mの貨物スペースから無人航空機(UAV)を空中射出するためのランチャーを開発中で、ドイツ空軍は「11月にA400MからUAVの投下に成功した」と発表した。

このテストはFCASのサブシステム開発と密接に関係している

エアバスは昨年1月「UAV Launcher projectに基づきA400Mの貨物スペースに搭載された無人航空機(UAV)を安全に空中射出するためのシステムを開発中だ」と明かし、同社のプロジェクトマネージャーは「複数のUAVが必要とされる将来の戦闘シナリオを想像して欲しい、A400Mがあれば複数のUAVを運搬することも空中発射することも可能だ」と語っており、将来の戦争初日に要求されるUAV需要を満たすのに「必要不可欠」だと言っていたのだが、11月にA400MからUAVの投下に成功したと報告されている。

UAV Launcher projectの課題はランチャー開発なのでテストに使用されたUAV(エンジンも非搭載)自体に大きな意味はなく、このプログラムは独仏西の3ヶ国で共同開発する「Future Combat Air System=FCAS」の一部であり、FCASのコアシステムである次世代戦闘機のサブシステム開発と密接に関係しているらしい。

もっと噛み砕いて言えば「次世代戦闘機とチーミング可能な小型無人機を遠く離れた戦場にA400Mで運搬して空中投下するための技術実証」で、FCASのサブシステムには無人戦闘機以外にも帰還の必要がない消耗タイプのUAVが含まれてる可能性が高いという意味だ。

FCASのサブシステム開発、エアバスがA400MからのUAV投下に成功

出典:Tiraden/CC BY-SA 4.0

同様のシステムは米空軍でも実用化に向けて開発中なのでエアバスの取り組みに斬新さや革新さを感じることはないが、輸送機を使用して低コストのUAVを戦場に素早く大量に供給することで敵防空システムの対処能力を奪う可能性を秘めた技術の実用化に「欧米が揃って取り組んでいる」という点は興味深い。

エアバス、A400Mを活用して複数のUAVを戦場に供給する技術を開発中

 

※アイキャッチ画像の出典:Bundeswehr

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