ウクライナ大統領府顧問、韓国と武器支援に関する交渉が進行中と明かす

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ウクライナのポドリャク大統領府顧問は24日「韓国と武器支援に関する交渉が進んでいる。韓国が置かれた状況を理解しているが、ロシアが我々との戦争で負ければ北朝鮮への影響力を失うため韓国の役にたつ」と述べた。

砲弾補給を巡る戦いを優位に進める鍵は案外「韓国」が握っているのかもしれない

韓国は米国が再び要請してきた「155mm砲弾の追加輸出」に応じる方針で、ウクライナのゼレンスキー大統領も24日の記者会見で「(NATOが韓国にウクライナへの軍事支援を要請したことについて)武器供給が実現するなら前向きに検討する。我々は韓国との二ヶ国間関係に関心があり、これを発展させることが出来ると考えている。この素晴らしい国について第三国と協議している詳細事項あり、我々は韓国の指導者や政府関係者のウクライナ訪問も計画している」と述べたため、現地メディアも「ゼレンスキー大統領が韓国からの軍事支援に期待感を示した」と報じていた。

ウクライナ大統領府顧問、韓国と武器支援に関する交渉が進行中と明かす

出典:U.S. Army photo by Sgt. Victor Everhart, Jr.

さらに韓国メディアの取材に応じたポドリャク大統領府顧問は「韓国政府と武器支援に関する公式の交渉が進んでいるのか?」という質問に「交渉は進行中だ」と回答し、武器支援の方法(ウクライナに直接支援するのか、米国などの第三国を経由した迂回支援になるのか)については明かさなかったものの「この件の最終決定権は韓国にあり、交渉が成立すれば詳細を発表できるだろう」と述べたらしい。

ポドリャク顧問は「ウクライナ人を保護するため韓国からの武器支援は本当に重要だが、同時に韓国が置かれた地域的・外交的な状況も理解しており、どのような決定が下されても尊重する。ただ韓国も我々の置かれた状況を理解してほしい。もしロシアが我々との戦争で負ければ北朝鮮は韓国を恫喝する力を失うことになる。西側諸国の支援を受けるウクライナの勝利はロシアや北朝鮮といった独裁国家の国際影響力を減少させることに繋がる」と付け加えた。

ウクライナ大統領府顧問、韓国と武器支援に関する交渉が進行中と明かす

出典:Kremlin.ru/CC BY 4.0

つまりロシアが国力と国際影響力を失えば「ロシアと友好関係にある北朝鮮の力を削ぐことにつながり、ウクライナがロシアとの戦争に勝利することは韓国の置かれた状況にもプラスに働く」という意味で、韓国メディアは「ただ武器が欲しいと要求するのではなく『ウクライナを軍事的に支援してロシアを敗北させることが韓国にも役に立つ』と強調した」と報じている。

因みに韓国は西側陣営最大の砲兵戦力(155mm規格の榴弾砲や自走砲を3,000門以上)を保有しているので韓国軍備蓄には米軍備蓄を超える量の155mm砲弾が眠っている可能性がある。さらに韓国政府は冷戦終結後も「テロとの戦い」ではなく「伝統的な対称戦」に資金を投資し続けたため、重装備や弾薬を大量生産するための強固な生産基盤が維持されており、ウクライナは韓国の生産能力に期待を寄せているのだろう。

ウクライナ大統領府顧問、韓国と武器支援に関する交渉が進行中と明かす

出典:Сухопутні війська ЗС України

欧米ではウクライナとロシアの戦いを「砲弾補給を巡る戦い」と表現することもあり、欧米企業の増産計画が軌道に乗るのは早くても2024年以降なので、砲弾補給を巡る戦いを優位に進める鍵は案外「韓国」が握っているのかもしれない。

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※アイキャッチ画像の出典:PRESIDENT OF UKRAINE

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