タイ女性歌手「韓国にはタイ人不法滞在者が多いけど、それを韓国に謝る必要はない」

タイ女性歌手アーム・チュティマの韓国コンサートで多数のタイ人不法滞在者が拘束された問題で、愛国日報こと中央日報が韓国のSNSの声を伝えていた。

タイ女性歌手「韓国にはタイ人不法滞在者が多いけど、それを韓国に謝る必要はない」

SNSでは「歌手ではなく不法滞在者が悪い」「チュティマさんが韓国警察を助けた」「裏で雇っていたのでは」と韓国の対応を批判する声が多かった様子だ。

愛国日報はタイ女性歌手が「歌手でありコンサートを開くためと記載した事実に基づき韓国警察が取り締まりを実施した」と書いたが、あたかもチュティマ自身に何らかの罪があるかのように印象付けるやり方だ。

チュティマは「みんなに迷惑をかけて申し訳ない。韓国にいるタイ人を応援する」と謝罪の対象を韓国政府や韓国国民ではなく韓国在住のタイ人に向けていたが、それが気に食わなかったのかもしれない。

だが不法滞在者が増えるのは韓国側に問題があるのも確かだ。この後タイのテレビでは韓国の養豚場で働いてて犠牲になったタイ人の事例に言及していたが、そもそも不法滞在者を働かせようとする事業者が悪いのだ。

不法滞在の事実を明かすと脅し、安月給でこき使う強制労働の実態が存在しているものと思われる。少なくとも日本を過去の歴史問題で追及できる立場にないのは確かだ。

コメント欄では「いかにも集まりそうな場所を狙うのはいい」「日本でも外国人が増えてて怖い」と韓国警察に賛同する意見がいくつかあった。また「捕まったタイ人に申し訳ないというのは違う」「不法滞在をやめましょうと呼びかけるべき」と諌める声もあった。タイ女性歌手はこれを機に韓国の強制労働問題を全世界に訴えれば説得性が増すかもしれない。