12日にソウルで開かれた第1回実務会議の様子=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】東京電力福島第1原発の処理済み汚染水の海洋放出を巡り、韓国視察団の活動計画を調整するための第2回韓日実務会議が17日にテレビ会議形式で開催されたが、結論を出せないまま終了した。今後は会議を開かずに外交ルートを通じて調整を続ける。
双方は4時間にわたり協議を行ったが、12日の第1回会議で決められなかった視察団の活動に関する合意に至らなかった。
韓国政府は23、24の両日を含む4日間の日程で視察団を派遣する計画を立てている。
外交部当局者は会議終了後、「日本側との協議が完了しなかった」とし、「今日の協議事項について検討し、あすにでも外交ルートを通じて意思疎通を行う予定」と説明した。
前回の会議で、韓国政府は汚染水の放出過程全般について調べるために視察を希望する施設と情報をリストアップし、日本側に伝えた。
これに対し、日本側は努力するとしながらも一部施設については内部協議が必要だとして明確な回答を避けた。また、一部の多核種除去設備(ALPS)は現在稼働しておらず視察は難しいと答えたという。
双方は外交ルートを通じて視察可能な施設やアクセス可能なデータなどについて調整を続けるとみられる。
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