攻撃を行うウクライナ軍兵士=3月、ウクライナ・バフムート近郊
(CNN) ロシアの民間軍事会社「ワグネル」の創設者プリゴジン氏は23日、SNS「テレグラム」でのインタビューで、同社の部隊は世界一だと述べたうえで、それに続くのはロシア軍でなく、ウクライナ軍との認識を示した。
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プリゴジン氏は親ロシア派ブロガー、ドルゴフ氏とのインタビューを通し、自分自身の経験から判断して、ワグネルの部隊は世界で最も優れていると断言した。
そのうで「次に続くのはロシア軍だと言っておくべきところだが、現在のウクライナ軍は間違いなく世界で最強クラスだ」と指摘した。
ウクライナ軍はよく統制が取れて訓練され、情報活動も最高レベルだと評価。旧ソ連製か北大西洋条約機構(NATO)製かにかかわらず、どんな軍事システムでも操ることができ、同じように成果を出せると語った。
また、ロシア反体制派が同国南西部ベルゴロド州に侵入したとされる攻撃については、ロシア軍の防衛部隊は全く抵抗できる態勢にないと断じた。
プリゴジン氏はウクライナ東部で約束していた領土をすべて掌握したとして、25日にはワグネルの全部隊を前線から撤退させ、ロシア国防省に引き継ぐ方針を示している。