
プーチン大統領
ロシアのプーチン大統領の国際会議出席を巡り、ICC(=国際刑事裁判所)が出した逮捕状が足かせとなっています。そんな中、ロシア政府はICCの主任検察官を指名手配しました。
【映像】ICCのカーン主任検察官の指名手配書
ロシアや中国で構成されるBRICS(=新興5カ国首脳会議)が8月に南アフリカで開催されます。プーチン大統領が現地を訪れた場合、ICCに加盟する南アフリカは、プーチン氏を逮捕しなければなりません。
南アフリカ政府は5月29日、首脳会議の参加者ら全員に、司法権の適用が免除される外交特権を認める方針を発表しました。
一方で、特権はICCの逮捕状に優先するものではないともしています。南アフリカのあいまいな対応について、プーチン氏への配慮との指摘が上がっています。
一方で、独立系メディア「ノーバヤ・ガゼータ・ヨーロッパ」は、専門家へのインタビュー内容を紹介し、南アフリカの法的な立場は変わっておらず、「来ないほうが良いというプーチン氏へのメッセージだ」との見方を示しています。
ロシア政府は、プーチン大統領の逮捕状について「根拠がなく違法」などと批判していて、ICCのカーン主任検察官を5月19日付けで指名手配しています。(ANNニュース)