沢松奈生子氏「率直に申し上げて見苦しい」全仏失格問題で見解 「弱肉強食の世界」だが…


沢松奈生子氏「率直に申し上げて見苦しい」全仏失格問題で見解 「弱肉強食の世界」だが…

沢松奈生子さん

【写真】女子ダブルス3回戦で失格となり、涙ぐむ加藤未唯(右)、アルディラ・スーチャディ組

 問題の試合では第2セット途中、ポイント間に相手コート側に送った球がボールガールを直撃。危険な行為とみなされて失格になった。加藤は5日、この処分を不服とし、四大大会側に提訴したことを明らかにし、失格理由になった「危険な行為」には該当しないなどと主張した。強い球を当てたわけではないとの認識で、加藤は大会の運営責任者に動画の確認を求めたが「ビデオを見ることはできない。アンラッキーだったね」と突っぱねられたという。1度は警告を言い渡されながらも対戦相手が主審に抗議した後、判定が変わった点にも不満を示し「納得がいっていない状況」と語った。

 沢松氏は、相手ペアについて「率直に申し上げて見苦しいです。テニスというスポーツ、スポーツマンシップということを考えるともう明らかに何とかして自分たちが相手を失格にして勝ち上がろうという意図で抗議をしていますし、ものすごく話が大きくなって審判にもスーパーバイザーにもレフェリーにも伝わってしまっているなという感じがします」と指摘。

 そのうえで「ただ一方でこれルールに反している行為ではないんです。ルールの中でどうやって勝っていくか。弱肉強食の世界なんです。本当に私も経験しましたけれども、こうやって審判に主張して試合を覆すシーンは人生で何十回もあります。なので今回のことが特別珍しいことではないんです。これは恥ずべきことですけど。私もツアーから離れてしばらくたってこの試合を見ていましたけれども、やっぱり不快でした」と話した。



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