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【06月20日 KOREA WAVE】韓国釜山(プサン)西面(ソミョン)で、帰宅中の20代女性に暴行を加えた「釜山回し蹴り事件」の被告が控訴審で懲役20年を宣告された。その一方で、被告が裁判所に提出した反省文の内容が公開され、市民の怒りを買っている。
被告の反省文が被害者のSNSにアップされている。そこには次のような文章が記されている。
「傷害で重傷を負ったものの殺人未遂にまでされた理由もわからず(中略)なぜ私はこんなに長い懲役を受けなければならないのかわかりません」
「私と同じような通り魔犯罪は、罪名と量刑はまちまちで、なぜ私はこんなに長い懲役を受けなければならないのかわかりません」
「前科が多いという理由なら、私はそれに見合う刑執行をすべて受け入れ、服役しました」
被告は前科18犯だ。
また反省文で次のように綴っている。
「被害者の方は回復しつつあり、1審裁判のたびに傍聴に来たと弁護士から聞いています。言葉も文章もとても巧みで、率直に思うに『診断書』『所見書』『嘆願書』は『被害者』という理由だけで、すべてを聞き入れるしかないでしょう」
「殺人未遂の量刑12年とはあんまりです」
被害者は、被告のこの反省文をSNSにアップしながら次のように訴えた。
「嘆願書に書くべき話を反省文に書き、本人の口から『私が回復している』という話が出ている。いったい、この人が何を反省しているのか、まったくわからない」
そのうえで、反省文を理由に減刑しないように求めた。
(c)KOREA WAVE/AFPBB News
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