【王座戦挑決T】村田顕弘六段「藤井7冠に勝つ大変さ思い知らされた」王者追い込むも大金星逃す

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インタビューに応える村田顕弘六段(撮影・松浦隆司)

【写真】藤井聡太竜王(右)と村田顕弘六段

 王者を土壇場まで追い込んだ村田は大金星を逃した。

 村田が独特の指し回しを見せた。早い右銀を繰り出し、序盤まで角道を開けない趣向を見せた。午前中から激しい戦いとなり、村田が的確に相手の隙を突き、優勢を築く。終盤も正確な指し回しで粘る藤井を振り切りにかかった。

 終局後、村田は「終盤、ちょっと4六角(67手目)とかわしたところ大長考した。角をかわさずに勝とした。寄りそうで寄らなくて時間を使ってしまった。4六角を見つけて、局面は勝ちだったが、時間が切迫してしまった。4六角に気づくのが遅かった」と悔やんだ。

 村田は富山県魚津市出身で、中田章道七段門下。99年(平11)にプロ棋士養成機関「奨励会」に入り、19年にプロデビューした。2011年の新人王戦ベスト8が最高成績。8大タイトル戦での本戦での勝利は、今期の王座戦挑決1回戦での木村一基九段戦が初勝利だった。実績では断然不利だったが、タイトル7冠を保持する王者を最後まで追い詰めた。

 これで対藤井戦は4戦全敗となった。詰将棋作家としても知られ村田は「自分のまったく見えないところも見ておられて、勝負、勝負とこられて、藤井7冠に勝つ大変さを思い知らされた」と振り返った。【松浦隆司】

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