
ウクライナ中部ポルタワ州のクレメンチュクが27日、再びロシア軍のミサイル攻撃を受け、複数の建物が損壊した。2022年6月撮影。提供写真(2023年 ロイター/CCTV via Instagram @zelenskiy_official/Handout via REUTERS)
[キーウ 27日 ロイター] – ウクライナ中部ポルタワ州のクレメンチュクが27日、再びロシア軍のミサイル攻撃を受け、複数の建物が損壊した。この日は同市にあるショッピングセンターがロシア軍のミサイル攻撃を受け多数の民間人が死傷した事件からちょうど1年に当たる。当局者によると、今回の攻撃で負傷者は出ていない。
ポルタワ州のルニン知事は「1年前のこの日のように、ロシアはミサイルでポルタワを再び攻撃した」と対話アプリ「テレグラム」に投稿した。
ルニン知事によると、昨年6月27日のクレメンチュクのショッピングセンターに対するロシア軍のミサイル攻撃で少なくとも22人が死亡した。
クレメンチュクにはウクライナの製油所があり、ウクライナは同製油所は機能していないとしているものの、ロシア軍はクレメンチュクに対する攻撃を繰り返している。
ウクライナのポドリャク大統領府顧問は、今回の攻撃について、ロシアの民間軍事会社ワグネルの武装蜂起を受け、ロシア国民の関心をそらす試みの一環との見方を示した。
この日の攻撃について、ロシアはコメントしていない。