
CIAのバーンズ長官=AP
【ワシントン=冨山優介】米中央情報局(CIA)のウィリアム・バーンズ長官は1日、ロシアの民間軍事会社「ワグネル」の創設者エフゲニー・プリゴジン氏が起こした反乱について、「ロシア国家への武力的な挑戦だった。プーチン(大統領)の戦争が、政権をむしばむ作用をもたらしている」と述べた。英国で開かれた講演での発言を、ロイター通信が報じた。
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バーンズ氏は「反乱はロシアの内政問題だ。米国は一切、関与していないし、これからも関与しない」と主張した。一方で「戦争への不満はCIAにとってまたとないチャンスを生み出す。我々はそれを無駄にしない」とも強調した。