ウクライナメディア、NATO加盟に関する文言にはウクライナの即時招待がない

[ad_1]

ウクライナメディアは「NATO首脳会談で採択されるウクライナ加盟に関する文言は「全ての加盟国がウクライナの加盟に同意し、条件が満たされている場合にのみNATOに招待する」という内容だと報じており、即時招待が含まれていないと指摘している。

ウクライナメディアは「NATOの最終決定にはウクライナの(即時)招待が含まれていない」と報じている

インテルファクス・ウクライナは11日、複数の関係筋の話を引用して「NATO首脳会談で採択されるウクライナ加盟に関する文言は『全ての加盟国がウクライナの加盟に同意し、条件が満たされている場合にのみNATOに招待する』という内容だ」と報じており、NATO加盟国はウクライナの加盟条件から加盟行動計画(MAP)を除外することで合意したらしい。

ウクライナメディア、NATO加盟に関する文言にはウクライナの即時招待がない

出典:NATO

米国のバイデン大統領は「戦争中の国を新たな加盟国に迎えることは出来ない」と、ホワイトハウスのカービー報道官も「現在のウクライナは戦争中で(今直ぐ同盟に迎え入れれば)NATOとロシアが戦争状態に陥るため、直ぐにNATOへ加盟する可能性は低い」と、英国のウォレス国防相も「米国の主張と同意見でウクライナの加盟を決めるのは戦争終結後でなければならない」と述べているため、全ての加盟国がウクライナの加盟に同意するのは戦争終結後という意味になる。

恐らく戦争終結の定義は「ウクライナとロシアの間で法的に戦争を終結させるための和平条約の締結」になる可能性が高く、通常なら何年もかかる加盟行動計画(MAP=加盟候補国を同盟基準と一致させるための政治及び軍事な改革プログラム)は除外されるため、ロシアとの戦争が法的にも終結したと加盟国が認めればウクライナのNATO加盟手続きは通常よりも迅速に処理されるはずだ。

ウクライナメディア、NATO加盟に関する文言にはウクライナの即時招待がない

出典:NATO

ただ「NATO首脳会談で採択されるウクライナ加盟に関する文言」の内容はゼレンスキー大統領が期待したものからかけ離れているため、ウクライナメディアは「NATOの最終決定にはウクライナの(即時)招待が含まれていない」と報じている。

因みにドイツは首脳会談で採択される文言から「招待」という言葉を削除して「全ての条件が満たされた場合」「加盟に必要な全ての基準を満たしたと全同盟国が合意した場合」という2段階の手続きを設けることを要求しているらしい。

追記:NATOのストルテンベルグ事務総長がウクライナに関連した3要素を加盟国が採択したと発表、1つ目はウクライナ軍のソ連基準をNATO基準に移行することを含む複数年に渡る支援プログラム、2つ目はNATO・ウクライナ評議会の設立、3つ目はウクライナがNATO加盟国になれることを確認し加盟条件から加盟行動計画(MAP)を除外、これによりウクライナの加盟プロセスは2段階から1段階に変更され、全ての加盟国がウクライナの加盟に同意し「条件が整えばNATOへの招待を発表する」と明かした。

ゼレンスキー大統領、ウクライナのNATO加盟に関する内容が理不尽と反発
米英仏独、ウクライナ向けに調整された新たな安全保障の枠組みを協議中
ゼレンスキー大統領、今直ぐ我々のNATO加盟を認めて欲しいと訴える
ウクライナ領併合への回答、ゼレンスキー大統領がNATO加盟申請を発表

 

※アイキャッチ画像の出典:NATO

[ad_2]

Source link