【棋聖戦】藤井聡太棋聖が後手番苦戦の要因語る「序盤の作戦が洗練されてきた」/一問一答

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棋聖戦4連覇を果たして花束を手にする藤井聡太棋聖

【イラスト】藤井7冠のタイトル戦全成績及び23年の日程

 終局後、高島屋で行われた会見の主な一問一答は以下の通り

 -棋聖4連覇の達成の感想、来期の棋聖戦は、ご自身初の永世称号「永世棋聖」(通算5期保持が条件)のかかるシリーズとなる

 藤井 今期、防衛できたことをうれしく思っています。ただ4局の内容を振り返ると、けっこう押されている将棋も多く、佐々木七段の強さを感じる場面が多かった。これまでの4期の中でもたいへんなシリーズだった。永世称号は初めてのチャンスなので、来期まで少しでも実力を高めて臨みたい。

 -19日が21歳の誕生日。この1年で印象に残ったこと

 藤井 1年振り返ると、いろいろなことがあった。名人戦の舞台に立つことができたのは大きな経験になった。直近1年のタイトル戦では、これまで(タイトル戦では)対戦のなかった(竜王戦7番勝負の)広瀬九段、(王将戦7番勝負の)の羽生九段との対局で、すごく学ぶことが多かった。

 -全8冠制覇へ王位を防衛し、来月の王座戦の挑戦者決定戦で勝つ必要が絶対条件となる

 藤井 (8冠を)期待していただくのはうれしいが、それほど意識していない。王座のタイトルに挑戦する機会が作れなかったので、そこを目指したい。王位戦は棋聖戦の内容を振り返り、いい将棋を指したい。

 -終局後のインタビューで「防衛戦が年々、厳しくなってきている」と発言された。

 藤井 将棋の内容について、後手番のときに主導権を握られてしまう展開が増えてきている。そこは大きな課題になるかなと思っています。

 -後手番で厳しくなる理由は、伸び悩みを感じているのか、それとも研究が進み、後手番の対策が難しくなってきているのか

 藤井 ここ2年ぐらい、先手と後手では勝率で2割以上、差が出ている。後手番でどう戦うかは難しいところかなと思っている。要因は最近の将棋は、序盤の作戦が洗練されてきていて、1局ごとに新しい工夫をされる将棋が多くなっている。うまく対応できていないことが多いのかな。本局もこちらの認識に甘いところがあった。

 -「相掛かり」の戦型と向き合ってみて、まだまだ可能性がある戦型か

 藤井 相掛かりは序盤からかなり選択肢の広い戦型。指していても分からないところが多い。細かい手の組み合わせで、変わってきてしまうところが多い。さまざまな形に対する認識を深めていく必要がある。

 -来月の王座戦の挑戦者決定戦では豊島将之九段と対戦する

 藤井 これまでも数多く対戦し、強さは感じています。豊島九段との対局は半年ほど前になり、それ以降、戦型の選択も以前と変えられているところも踏まえながら準備をしていきたい。

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