ロシア軍が報復攻撃を開始、インフラ攻撃に費やしたミサイルは3,000発超え

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ロシア軍がクリミア大橋攻撃に対する報復を開始、18日と19日のミサイル攻撃(Shahed-136を含む)で7月の発射数は156発から261発に跳ね上がり、ロシア軍がインフラ攻撃を開始した2022年9月22日以降の総発射数も3,000発を越えた。

ウクライナ空軍のイグナト報道官は「都市に無人機やミサイルが近づく前に迎撃できないのか」という質問に「できない」と答えた

ロシア軍は「クリミア大橋攻撃に対する報復」と称するミサイル攻撃を開始、18日と19日だけで100発を超えるイラン製無人機と各種ミサイルをウクライナに撃ち込み、オデーサ、ヘルソン、ムィコラーイウ、クロピヴニツキーなどに無視できない被害をもたらしており、特に19日の攻撃は63発の内26発が防空シールドをすり抜けている。

ロシア軍によるウクライナへのミサイル攻撃(無人機を含む)
2022.09 Shahed-136×26機(24機)
各種ミサイル×5発(4発)
09月の総発射数×31
09月の総撃墜数×28
2022.10 Shahed-136×244機(236機)
各種ミサイル×230発(149発)
10月の総発射数×474
10月の総撃墜数×385
2022.11 Shahed-136×63機(62機)
各種ミサイル×184発(134発)
11月の総発射数×247
11月の総撃墜数×196
2022.12 Shahed-136×99機(94機)
各種ミサイル×261発(186発)
12月の総発射数×360
12月の総撃墜数×280
2023.01 Shahed-136×108機(108機)
各種ミサイル×96発(75発)
01月の総発射数×204
01月の総撃墜数×183
2023.02 Shahed-136×45機(40機)
各種ミサイル×142発(79発)
02月の総発射数×187
02月の総撃墜数×119
2023.03 Shahed-136×89機(71機)
各種ミサイル×79発(38発)
03月の総発射数×168
03月の総撃墜数×109
2023.04 Shahed-136×71機(60機)
各種ミサイル×23発(21発)
04月の総発射数×94
04月の総撃墜数×81
2023.05 Shahed-136×408機(369機)
各種ミサイル×185発(154発)
05月の総発射数×593
05月の総撃墜数×523
2023.06 Shahed-136×214機(169機)
各種ミサイル×194発(132発)
06月の総発射数×408
06月の総撃墜数×314
2023.07
02 Shahed-136×8(8)、Kalibr×3(3)
発射数×11
撃墜数×11
03 Shahed-136×17(13)、スームィの建造物にShahed-136が着弾
発射数×17
撃墜数×13
04 イスカンデルKがハルキウ州のペルボマイスキーに着弾して31人が負傷 発射数×1
撃墜数×1
06 Kalibr×10(7)、ウクライナ西部のリヴィウに巡航ミサイルが着弾して41人が死傷した
発射数×10
撃墜数×7
07 Shahed-136×18(12)、ドニプロペトロウシク州にShahed-136の残骸が落下して2人が死亡
発射数×18
撃墜数×12
08 Shahed-136×?(5)、ウクライナ空軍は発射されたShahed-136の総数を明かしておらず、一部のShahed-136を迎撃出来なかったと述べている。
発射数×ー
撃墜数×5
10 空軍の公式発表はないが、ムィコラーイウ当局は10日午前1時頃にイスカンデルMで攻撃を受けたと発表
発射数×1
撃墜数×0
11 Shahed-136×28(26)、キーウ州で撃墜したShahed-136の残骸が落下してビル1棟と民家12棟が損傷、オデーサ州の港湾施設に撃ち漏らした2機のShahed-136が着弾した。
発射数×28
撃墜数×26
12 Shahed-136×15(11)
発射数×15
撃墜数×11
13 Shahed-136×20(20)、Kalibr×2(2)、イスカンデルM×1(0)
発射数×23
撃墜数×22
14 Shahed-136×17(16)、ドニプロペトロウシク州にShahed-136が着弾
発射数×17
撃墜数×16
15 Shahed-136×6(4)
発射数×6
撃墜数×4
16 空軍の公式発表はないが、ハルキウ当局は16日夜に4発のS-300で攻撃を受けたと発表
発射数×4
撃墜数×0
17 Shahed-136×36(31)、Kalibr×6(6)
発射数×42
撃墜数×37
18 Shahed-136×32(23)、Kalibr×16(13)、Kh-22×8発(0)、K-300P×6発(0)、Kh-59×1(1)
発射数×63
撃墜数×37
ロシア軍の総発射数:3,027発、ウクライナ軍の総迎撃数:2,425発

18日と19日の攻撃で7月の発射数は156発から261発に跳ね上がり、ロシア軍がShahed-136を投入してインフラ攻撃を開始した2022年9月22日以降の総発射数も3,000発を越えているが、ウクライナ空軍のイグナト報道官は「都市に無人機やミサイルが近づく前に迎撃できないのか」という質問に「できない」と答えているのが興味深い。

イグナト報道官は「旧ソ連製や西側製の迎撃手段には中距離、短距離、移動式の対空火器群、戦闘機など様々なものがあり、強力な防空網を構築するには迎撃手段を出来るだけ密集して配備しなければならず、都市から離れた場所に防空システムを移動させれば人口密集地の上空には隙ができるため、今は人口密集地に防空システムを集中配備するしかない」と述べている。

ロシア軍が報復攻撃を開始、インフラ攻撃に費やしたミサイルは3,000発超え

出典:VoidWanderer/CC BY-SA 4.0

つまり無人機やミサイルの予想進路上に防空システムを移動させれば「都市上空に到達する可能性」は減るものの、ウクライナ空軍が保有する迎撃手段は限られており、予想進路上に防空システムを移動させればさせるほど都市上空が手薄になるため、撃ち落とした残骸による二次被害を覚悟の上で「(現在の防空システムの数では)都市上空での迎撃戦しか出来ない」と言いたいのだろう。

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※アイキャッチ画像の出典:VoidWanderer/CC BY-SA 4.0 Buk-M1

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