3COINS「簡易ベビーベッド」から「寝返りできず窒息のおそれ」 運営者「危険性は予測・検討済み」注意喚起

問題商品の概要

スリーコインズが販売している一部のベビーグッズが話題となっています。NPO法人Safe Kids Japanの理事、大野美喜子さんによると、これらの商品には危険性があるかもしれません。具体的に何が問題なのでしょうか。

商品1:簡易ベビーベッド

簡易ベビーベッドは赤ちゃんを寝かせるためのマットのような商品です。公式サイトでは、「ベッドの周りはクッション性があり、赤ちゃんが安心して眠れます」と説明されています。

商品2:ねじねじクッション

ねじねじクッションは、ベビーベッドの周りに置くことを前提とした棒状のクッションです。公式サイトでは、「ベビーベッドで頭を打ったりするのを防いでくれるクッション」として紹介されています。

ツイッター上では、赤ちゃんが寝返りをした際にうつ伏せになり、顔が埋もれてしまって窒息するおそれがあると指摘されています。

専門家のアドバイス

大野さんによると、「簡易ベビーベッドでは付属の紐が赤ちゃんに引っかかる危険性が考えられます」とのことです。赤ちゃんの睡眠環境では、赤ちゃんの周りには枕や布団、毛布、ぬいぐるみなどの柔らかいものは置かないようにしましょう。また、ベビーベッドの下に大人用の布団やぬいぐるみを置くと、赤ちゃんが転落し、その下敷きになってしまう危険もあるので注意が必要です。

さらに、柔らかいものを赤ちゃんの周りに置かないことは、世界的にも推奨されているポイントです。米国小児科学会は、2022年に乳児の睡眠環境のガイドラインを改定し、日本でも同じ対策が必要かどうかについては議論中ですが、安全な睡眠環境を整えるために参考になります。

スリーコインズの見解

スリーコインズを運営するパルは、取材に対し「今回の商品はベビーベッドなどとは異なり、安全性の基準が定められていない簡易的なベビー用品として企画されました。法的に問題がないことを確認して販売していますが、危険性の予測や検討は行い、取扱い上の注意にも記載しています」と回答しました。また、お客様からのご意見に真摯に対応する姿勢を示しています。

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