「パワハラ祭り」の日々
ビッグモーターに勤めていた元社員のAさんが、新たな疑惑を明かしました。それは、自家用車の買い替えを“強制”されていたというものです。
Aさんによれば、毎日が“パワハラ祭り”だったとのことです。「『申し訳ございません』という言葉を1日100回以上(LINEで)送るような、そんな会社です」と語りました。
さらに、「申し訳ございません」と謝罪するだけで終わるはずがなく、結局は本人の負担となってしまうこともあったといいます。
Aさんの所属していた店舗では、売り上げを良く見せるために、店長が社員に自家用車の買い替えを要求していたそうです。Aさんもその要求に応じて、所有していたベンツを売却し、代わりの国産車をビッグモーターで購入したとのことです。
しかし、新たな支払いは生じないと説明されていたにもかかわらず、実際にはオークションで売却されたベンツの額が予想を大きく下回り、結果的にAさん自身が差額を支払うことになったのだそうです。
この問題についてビッグモーターは、「買い替え自体を強制していたという事実はありません」と回答しています。
“車の買い替え話”での軋轢
Aさんが勤務していた店舗では、このような“車の買い替え話”が頻繁に持ち上がっていたとのことです。
店舗のスタッフたちは、自分たちが自腹を切りたくないという緊張感を持ちながら働いていたそうです。「なすりつけ合いが始まるみたいな感じだったんです」とAさんは話しています。
さらに、車の買い替え以外にも無駄な出費があり、「稼いでも意味がないなと思って辞めました」とAさんは語りました。
ビッグモーターの現状
ビッグモーターは、借入金90億円の返済期限を迎える苦境に立たされています。その中で、社内はどんな雰囲気なのでしょうか。
現役社員の一人に話を聞くと、「来店客はほぼ10分の1くらい」とのことです。再建の道筋はまだ見えていないようです。
参考リンク: 日本ニュース24時間