ロシア軍の攻撃が東部戦線で始まる可能性、ウクライナ軍と英軍が警告

ウクライナ軍と英軍がロシア軍の攻撃を予測

シルスキー陸軍司令官は、クピャンスクやリマンでの戦力再編について言及し、「ロシア軍は新たな旅団や師団を呼び寄せており、速やかに対策を講じる必要がある」と述べました。英国防省も同様に、「ロシア軍は2ヶ月以内に攻勢を強化するかもしれない」と警告しています。

ロシア軍の攻勢は東部戦線の制圧を狙う

ニューヨーク・タイムズを含むアメリカの複数の新聞は、ウクライナの南部に戦力を集中させるようにアメリカが要請したと報じています。これに対してウクライナのゼレンスキー大統領は、「ロシアがウクライナ東部に集結しているロシア人の数について知らないようだ。彼らが南部に向かえば、直ちにスラビャンスクやクラマトルスクを占拠するだろう。ロシアはまだこの希望を諦めていない」と指摘しています。

攻勢の予測地域と脅威の拡大

シルスキー陸軍司令官は、クピャンスクやリマンでのロシア軍の動向について、再編を行っていると語りました。英国防省はまた、クピャンスクとリマンでの攻撃が増える可能性を指摘し、9月から10月にかけてオスキル川右岸まで前進することで緩衝地帯を形成すると予測しています。

ロシア軍の攻勢に対するウクライナの対応

ニューヨーク・タイムズは、シルスキー陸軍司令官の発言に関して、「南部での反撃に注目が集まる中、戦線が不安定なままであることを思い出させた」と報道しています。ロシア軍は戦いの主導権を取り戻すため、2ヶ月以内にクピャンスク、スバトボ、リマンの方面で大規模な攻勢をかける可能性があります。

クピャンスク周辺の戦況
出典:GoogleMap クピャンスク周辺の戦況/管理人加工(クリックで拡大可能)

まとめ

ウクライナ軍と英軍は、ロシア軍の攻勢が東部戦線で始まる可能性に警告を発しました。クピャンスクやリマン方面での戦力再編や攻撃の予測など、情勢は緊迫しています。ウクライナはロシア軍の攻撃に対抗するため、迅速な対策を講じる必要があります。

日本ニュース24時間