麻生太郎の「がん」発言が波紋を広げる 自民党に新たな火種か

麻生太郎副総裁

自民党の麻生太郎副総裁が昨年の安全保障関連3文書改定について、公明党幹部らを「一番動かなかった、がんだった」と発言したことが報じられ、与党内に波紋が広がっています。この発言は、自公連立政権における新たな火種となる可能性もあると言われています。

発言の背景

麻生氏は、福岡市で開かれた会合で、3文書改定において反撃能力(敵基地攻撃能力)の保有を明記したことに関して、「公明党は専守防衛に反するという理由で反対だった」と指摘しました。また、公明幹部や創価学会の名前を挙げて「がんだった」と述べ、「今のウクライナみたいに日本が戦場になると言い続け、納得する形になった」と語りました。

この発言により、自公は9月に次期衆院選での東京の選挙協力復活で合意したばかりであり、公明関係者は「せっかく築いてきた信頼関係が壊れかねない」と憤慨しています。また、別の関係者は「支持者の自民党候補への応援意欲がなくなる。これは自民党にとって困ることではないか」と指摘しました。

公明党の反応

公明党代表の山口那津男氏は、26日の記者会見で「前後の関係も分からないため、評価は保留したい」と述べるにとどめました。

この発言によって、自公連立政権の内部で一触即発の状況が生まれています。麻生氏の発言がどのような影響を与えるのか、今後の動向から目が離せません。

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