野田秀樹氏、ジャニーズのタレントを使わない理由明かす 「スケジュールがひどいから」

野田秀樹氏

日本ニュース24時間

劇作家で演出家の野田秀樹氏(67)が東京・日本記者クラブで会見し、創業者ジャニー喜多川氏(2019年死去)の性加害問題の渦中にあるジャニーズ事務所のタレントを、これまでほとんど配役してこなかった理由について触れました。

ジャニーズのタレントを使用しなかった理由

質問者からは「ジャニーズのタレントがドラマなどの作品のレベルを下げているのでは」との指摘がありましたが、野田氏は「ジャニーズの人たちを実際に知っているが、全員がひどいとは思わない」と述べました。また、「スケジュールがひど過ぎたため、自分の舞台に使ってこなかった。とてもじゃないけど仕事はできないと思った」と説明しました。彼らは十分な時間を確保できないため、舞台を完成させる上で困難が生じるのです。

人気タレントの存在と作り手の責任

一方で、「必ずしも人気のせいでダメだとは考えない。残念ながら人気のある人には華があることが多い」とも野田氏は述べました。彼は「ジャニーズが悪いのではなく、企画やプロデュースの責任が大きいのではないか」との視点から、作り手の問題を指摘しました。

野田氏は東京芸術劇場芸術監督でもあります。会見ではコロナ禍の初期に演劇が「不要不急」とされた苦しい時期を振り返り、国際的な芸術祭の開催に向けて取り組んでいることも説明しました。「最後の夢というか、夢に向かってまだ少し前進しただけですが、単発的な終わり方ではなく、民間や行政の両方に働きかけて進めていきたい」と述べました。

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