「可愛いけど怒っていた」意外な動物の救出劇が話題に。車の内側で見つかったのは?

可愛いけど怒っているマイク

運転中に鳥にぶつかり、車の中に挟まってしまった動物を助けようと集まった人々の救出劇が話題となっています。しかしその内側に待ち構えていたのは、思わぬ動物の姿でした。

「可愛かったけど、間違いなく怒っていた」

アメリカ・インディアナ州フォートウェインにある自動車整備工場「Jiffy Lube」のスタッフは、洗車サービス店「Mike’s Car Wash」から助けを求められました。

洗車サービス店に向かった車の運転手は、鳥が挟まってしまったと思い、救助を求めたのですが、そこにいたのは鳥ではなく、グラウンドホッグでした。

グラウンドホッグは、リス科で最大級の動物で、アメリカ北部に広く分布しています。彼らは野原や道路などの森林に多く見られることで知られています。

Jiffy Lubeのマネージャーであるダルトン・ブレンネックさんは、「間違いなく奇妙な一日だった」と振り返りました。グラウンドホッグはフロントバンパーの内側に入り込んでしまい、整備工場だけでは救助することができなかったため、地元の動物保護管理局に助けを求め、チームを結成して救出作業に挑みました。

しかしながら、車の中の温かさに慣れてしまったグラウンドホッグは逃げ回り、作業は困難を極めました。ブレンネックさんによれば、「彼は可愛かったけれど、暖かい家から連れ出そうとしたことで、間違いなく怒っていた」とのことです。

最終的には、車のフロント部分だけでなくタイヤも取り外すことで、グラウンドホッグを助け出すことに成功しました。

グラウンドホッグは洗車サービス店の名前に因んで「マイク」と名付けられ、動物保護管理局に保護されました。管理局はFacebookで、マイクを救助した関係者に感謝のコメントを添え、マイクが無事に戻れることを願っています。

この救出劇は、ほほえましいエピソードとして人々の心を捉え、「日本ニュース24時間」では紹介させていただきました。

参照リンク: 日本ニュース24時間