茨城・結城市長選 自民党支部長が中村喜四郎氏系の元市議ら破る

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初当選が決まり、花束を贈られる小林栄氏=4日夜、茨城県結城市新福寺(篠崎理撮影)
初当選が決まり、花束を贈られる小林栄氏=4日夜、茨城県結城市新福寺(篠崎理撮影)

 任期満了に伴う茨城県結城市長選は4日投開票され、無所属新人で司法書士の小林栄氏(63)が、中村喜四郎元建設相(衆院茨城7区)系の新人で元市議の中田松雄氏(72)ら無所属3人を破り初当選した。当日有権者数は4万1738人、投票率は49・85%(前回46・59%)だった。

 自民党結城支部長を務める小林氏は、党の公認や推薦は受けずに「しがらみのなさ」を打ち出した。平成29年の衆院選茨城7区で中村氏に敗れた自民党の永岡桂子文部科学副大臣らも支援に回り、中村氏の牙城を崩した。

 小林氏は4日夜、結城市新福寺に構えた祝勝会場で、集まった支援者らと何度も握手を交わし万歳三唱をして当選を喜び合った。その上で「結城市を良くするため全力で邁進(まいしん)していく。立派な市長といわれるよう頑張りたい」と抱負を述べた。

 市長選は小林、中田両氏の対決を軸に展開され、現職の前場文夫氏(76)、元職の平塚明氏(78)も絡む混戦となった。

 中田氏は、中村氏に近い臼井平八郎県議(結城市選挙区)らの応援を受けた。市議5期の実績を強調し、東結城駅、小田林駅周辺の住宅地開発による人口増加策などを掲げて浸透を図ったが、729票差で小林氏に競り負けた。

 27年の前回市長選で中村氏系県議らが支援した前場氏には、今回も中村氏支持層の票が一定数流れたとみられる。強い地盤を誇る中村氏系が「分裂選挙」の様相を見せたことも、小林氏にとっては有利な要素となったようだ。

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