ウクライナ軍は、ロシアに占領されているドニプロ川の東岸に部隊を進めた可能性があると報じられています。この情報はウクライナ軍の参謀本部によって間接的に認められたものです。
ドニプロ川は、ウクライナを南から北へと流れる主要な河川です。アメリカのシンクタンク戦争研究所(ISW)によれば、ウクライナ軍はドニプロ川から東へ4キロ進軍した可能性があります。
ウクライナ軍はこれまでにも小規模な渡河作戦を行っており、今回の進軍はさらなる大規模な作戦の一環とみられています。その目的は、支配地域を拡大することです。
ISWは、ウクライナの海軍歩兵2個旅団がドニプロ川を渡り、東岸まで進軍したと報じています。また、ロシアの戦争ブロガー「WarGonzo」氏は、イギリスで訓練されたウクライナ軍の部隊がドニプロ川東岸で戦っていると書いています。
一方、ロシア国防省は、ウクライナ軍の破壊工作・偵察作戦に対して抑え込みを行っていることを明らかにしています。
ウクライナは今年6月に反転攻勢を開始し、ロシアが併合したクリミア半島とロシア領土を結ぶ陸の回廊を封鎖することを目指しています。ウクライナはアゾフ海沿岸まで部隊を進め、ロシアの補給ルートを複雑化させる戦略を取っています。
ただし、ウクライナの反攻作戦は進展が遅く、奪還した領土は限られています。ウラジーミル・プーチン大統領も成果がないと述べています。
その他のウクライナでの主な動きとして、ロシアによる砲撃で負傷者が出たり、攻撃によって死者が出たりするなど、状況は緊迫しています。
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引用元:(c) BBC News
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