こんにちは、みなさん。今回は、最近注目を浴びている世界の外交・安全保障の状況についてお伝えします。さて、中国を訪問した100歳の“外交官”、その真意は一体何なのでしょうか?その理由を詳しく探っていきましょう。
外交・安全保障の要職を歴任したボルトン「大使」の見解
ジョン・ボルトン氏は、トランプ政権時代の国家安全保障担当大統領補佐官を務めました。しかし、彼はブッシュ政権時代の国連大使としても知られており、今でも「大使」と呼ばれることを好んでいます。
ボルトン氏は、国際情勢について興味深い意見を持っています。彼によれば、北朝鮮の金正恩総書記がロシアを訪れ、プーチン大統領と首脳会談を行ったことは大きな勝利だと言います。この会談では、ロシアへの武器供与についても話し合われたとみられます。
ボルトン氏によれば、北朝鮮は冷戦期のようなゲームに復帰したのだと言います。かつて北朝鮮は、ソ連と中国の間を行き来して争いを引き起こし、より多くの支援を得ていました。しかし、ソ連の崩壊により北朝鮮への興味は薄れ、北朝鮮はより中国に依存するようになりました。今回のロシアとの会談によって、北朝鮮は再び冷戦期のようなゲームを行っているとボルトン氏は指摘しています。
さらに、ボルトン氏は、新たな枢軸の形成についても言及しています。中国とロシアは接近し、北朝鮮、イラン、ベラルーシ、シリアなども含まれる新たな枢軸が形成されつつあるとのことです。これにより、中国やロシアが直接的にまたは北朝鮮を介してもたらす脅威はグローバルなものとなっています。また、ウクライナでの戦争に関しても、ロシアだけではなく中国や北朝鮮の支援も考慮しなければならないと話しています。日本がロシアと中国、北朝鮮と同じ地域に位置することも忘れてはいけません。このため、岸田総理が日米韓で軍事的な協力の強化に合意したことは非常に重要だとボルトン氏は強調しています。
結論
今回は、100歳の“外交官”が中国を訪問した理由についてお伝えしました。ボルトン氏の見解によれば、北朝鮮は冷戦期のようなゲームに復帰し、中国とロシアを含む新たな枢軸が形成されつつあるとのことです。これにより、世界の外交・安全保障の状況は大きく変化しているのです。
以上、日本ニュース24時間からお伝えしました。