プーチン大統領のカレンダーに「異変」発生か

ロシアのウラジーミル・プーチン大統領(71)が来年3月の大統領選出馬の意向を固めたと報じられました。しかし、最新の2024年版カレンダーには「異変」が起きているようです。西側メディアによると、昨年2月のウクライナ侵略以降に撮影されたプーチン大統領の写真が一枚もないとのことです。

プーチン氏の2024年版カレンダーには

ロシアの新聞社、コムソモリスカヤ・プラウダが発売する2024年版のカレンダーには、プーチン大統領が背広姿で公務に臨む姿や、クレムリン(大統領府)を背景に立つ姿のほか、柔道着姿や森林を散策するようなプライベートなカットがあります。同社のサイトでは、「プーチン大統領の明るい名言と表情豊かな肖像」が含まれており、「政府関係者への贈り物のための良い解決策になる」と紹介されています。

毎年発売されるプーチン氏のカレンダーは、上半身裸の「マッチョ」な姿などが話題となり、日本でも人気を集めたことがあります。

カレンダーの意図とは

筑波大学の中村逸郎名誉教授によると、カレンダーは例年、政府のチェックを受けながら販売されていると考えられます。ロシア社会では、「何でもできるお父さん」が理想像とされ、プーチン大統領がさまざまな側面を見せることで、国民に「国父」としてのイメージをアピールしているのだといいます。

しかし、英BBC(日本語版)によると、2年以上前の写真ばかりで、ウクライナ侵略以降に撮影された写真が一枚もないとのことです。

プーチン大統領の行動と支持率

プーチン大統領は、ウクライナの侵攻を正当化するために中東情勢を利用しようとしています。彼は米国を非難し、ウクライナでの軍事作戦を「全世界とパレスチナの人々の運命を決める戦い」と一方的に主張しています。

プーチン大統領の支持率は80%超ですが、彼は情報統制を徹底し、野党勢力を排除しているとされています。

カレンダーの変化と国際的孤立

中村氏によると、別のバージョンのカレンダーには、各国首脳との写真もなく、プーチン大統領が国際的に孤立している印象を受けます。また、ウクライナ侵略の戦果を象徴するカットが存在しないことは、政府が国民の冷たい視線を気にしていることを示唆しているのではないでしょうか。

プーチン大統領のカレンダーにおいて「異変」が起きているとの指摘がありました。彼の行動やカレンダーの内容が国内外で注目されています。

このニュースは日本ニュース24時間から提供されました。

ソースリンク: https://news.yahoo.co.jp/articles/575f90418adda99367b62af1a76af2c0ec25edce