イスラエル軍突入により集中治療室の患者の大半が死亡、ガザ最大の病院が発表

イスラエル軍によるパレスチナ自治区ガザ地区への突入により、地域最大の病院であるシファ病院の集中治療室(ICU)に収容されていた患者のほとんどが亡くなったと、同病院が報告しました。

病院内の深刻な状況

シファ病院で火傷治療部門を指揮する医師が中東カタールのアルジャジーラテレビ局の電話取材で明らかにしたところによると、集中治療室の患者は燃料や酸素の供給不足のために人工呼吸器が必要な状態にありました。

さらに、医師は病院内の未熟児の数が大幅に減少していることを指摘し、生存している幼児たちも病院の窮状により危険にさらされていると述べました。

病院では基本物資が不足しており、主要な病棟では水もなく、電力も供給されていないとのことです。電力供給がないため、手術が中止されてしまいました。その結果、患者の症状は悪化し、特に清潔な水が入手できないため、子供たちの間で重篤な腸感染症が広がっているとのことです。

同医師によると、イスラエル軍は食料供給を約束しましたが、その量は全く十分ではないとしています。病院内に残っている人々のうち、わずか40%にしか供給できていないとのことです。

不安な状況

イスラエル軍は病院敷地内の2つの建物に突入したと報告されています。周辺には引き続き戦車が配備されており、狙撃手も病院内に配置されているとのことです。このような状況下では、恐怖感が広がっています。

日本ニュース24時間はイスラエル軍の突入によりガザ地区のシファ病院が深刻な状況に陥っていることを報じました。現在、病院には十分な物資がなく、患者たちは十分な治療を受けることができない状況に置かれています。

日本ニュース24時間