織田邦男元空将「発射前ミサイル撃破」訴え 北の新型ミサイル、日本に脅威  

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 飛翔(ひしょう)体の相次ぐ発射は、金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長からトランプ米大統領への「約束が違う」というメッセージだ。昨年6月のシンガポールでの米朝首脳会談でトランプ氏は体制保証を約束した。それにもかかわらず、北朝鮮との戦争シミュレーションである米韓合同軍事演習を行っている。金氏からすれば、これは許せない。

 そのメッセージを発信すると同時に、ミサイル兵器の近代化実験も行っている。ある意味で筋が通っていて、合理的だ。

 北朝鮮の新型ミサイルは、ロシア製の短距離弾道ミサイル「イスカンデル」をモデルにしているといわれている。低空で標的に近づき、途中で軌道を変えることが特徴だが、この能力を北朝鮮が手にすれば日本のミサイル防衛(MD)は役に立たなくなる。

 弾道ミサイルには、(1)発射直後のブースト段階(2)中間のミッドコース段階(3)着弾間際のターミナル段階-がある。日本のMDは弾道を計算した上で(2)か(3)の段階で迎撃するが、軌道が変われば通用しない。非常にやっかいだ。

 (1)の段階で撃ち落とせれば理想だが、米国をはじめ実用化に成功している国はない。残された対応策は、発射前にミサイルをたたくこと、いわゆる敵基地攻撃能力を備えるしかない。相手の国土を攻撃するイメージが強いからか「専守防衛の逸脱」との批判がある。

 しかし、発射前のミサイル撃破はあくまでMDの一環だ。北朝鮮の脅威増大を踏まえれば、日本はMDの幅を広げるべき時期に入っている。(談)

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