イスラエル狙撃兵、カトリック教会で母娘を射殺か ガザ地区

イスラエル軍の狙撃兵によって、ガザ地区のカトリック教会で母娘とされる女性2人が射殺されたとの情報が入りました。

イスラエル軍の狙撃兵による悲劇

パレスチナ自治区ガザ地区からの報告によれば、ガザ市にあるキリスト教カトリック教会で、母娘とされる女性2人がイスラエル国防軍(IDF)の狙撃兵に射殺されたとのことです。

自治区ガザ地区、ヨルダン川西岸地区、そしてイスラエル、キプロス、ヨルダンのカトリック教徒を管轄するラテン・エルサレム総大司教区は声明を発表しました。

非戦闘員が襲われた

声明によると、ガザ地区では戦闘が続いており、地区内に避難しているキリスト教徒の家族の大半がこのカトリック教会に避難しているとのことです。

2人の女性は小教区内の修道院へ向かっていたところ、一方の女性がもう1人を安全な場所へ運ぼうとして殺害されました。さらに、7人が撃たれて負傷しました。

声明では、事前の警告や通知もなく、非戦闘員が小教区内で襲われたと主張されています。

修道院が攻撃を受ける

さらに、敷地内には障害者54人が収容されている修道院も攻撃を受け、発電機や燃料タンク、太陽光パネル、給水タンクが破壊されたと報告されています。修道院はイスラエル国防軍のロケット弾により、一時的に「居住不能」となったとのことです。

国際的な関心が高まる

ガザの聖家族教会をめぐっては、英国のレイラ・モラン下院議員が15日、ここに避難している家族からの話として、白リン弾や銃による攻撃があり、清掃作業員ら2人が射殺され、遺体が野外に放置されていると報告していました。また、発電機も停止したと伝えられています。

モラン氏は先月も、教会に避難している家族の1人が死亡したと訴えていました。

この事件に対しては、国際的な関心が高まっています。

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