パリのホテルから消えた1億2千万円のダイヤモンドの指輪…思わぬ場所で発見

パリのホテルで宿泊客の75万ユーロ(約1億2千万円)相当のダイヤモンドの指輪が消えた事件が発生しましたが、思いがけない場所で見つかったと明らかになりました。

ホテルの掃除機の中から見つかる

フランスの「ル・パリジャン」や英国の「ガーディアン」などの報道によると、マレーシア人の宿泊客がリッツホテルでダイヤモンドの指輪を紛失したことを警察に通報しましたが、2日後に指輪が見つかりました。

ホテルは「保安要員たちの捜索で今日(10日)朝、指輪を掃除機のダストボックスの中から発見した」と報じました。指輪は宿泊客が外出している間にテーブルに置かれていたそうですが、掃除の際に吸い込まれてしまったようです。

指輪が見つかりホテル側が説明

マレーシア人実業家として知られるこの女性の宿泊客は、ショッピングを楽しんだ後に帰ってきたところ、指輪が消えていることに気づき、警察に通報しました。ホテル側は窃盗事件ではなく、指輪が見つかったという事実で顧客が満足したと説明しています。

しかし、「ル・パリジャン」や「ガーディアン」などの報道では、「皆の疑いを解消するには不十分だ」と指摘しています。真相は最終的に検察の役目であるとも報じられています。

リッツホテルの事件の歴史

リッツホテルは「世界で最も華やかなホテル」として知られており、過去にも宝石窃盗や紛失事件が話題となってきました。

2018年には覆面をかぶった犯人5人がホテルに入り、400万ユーロ(約6億2千万円)相当の宝石を盗み逃走する事件が発生しました。当時、一部の容疑者が逮捕され、宝石は回収されました。

同じく2018年にはあるサウジアラビアの王族がホテルのスイートルームに泊まった際、80万ユーロ(約1億2400万円)相当の宝石が消えたと警察に通報されました。警察は外部からの侵入痕跡はないとし、宝石の行方は明らかにされませんでした。

パリを出発してロンドンに向かった宿泊客は、再びパリに戻って指輪を受け取る予定です。

※画像はイメージです。

ソースリンク: 日本ニュース24時間