「初診は2年後になります」親が絶句する児童精神科の実態 子どもの発達障害なかなか診ず…実はパンク状態、その深刻な背景

お子さんの発達について心配なことはありませんか?もし、愛知県にお住まいの方なら、児童精神科での初診までに2年も待たされるなんてことがあるかもしれません。その背景には深刻な問題があるのです。

発達障害の増加

最近では、発達障害の疑いがある子どもが増えています。自閉症スペクトラム障害(ASD)や注意欠陥多動性障害(ADHD)、学習障害(LD)など、さまざまな症状があります。しかし、医療機関への受診を希望しても、初診までに数カ月待たなければならないことが珍しくありません。中には「2年後」と言われるケースもあるのです。では、なぜこんなにも待たされるのでしょうか?

医療の背景にある問題

一つの理由としては、児童精神科のパンク状態が挙げられます。需要が供給を上回る状態が続いているため、初診までの待ち時間が長くなっています。そのため、お子さんの発達の遅れや問題に対処するのに苦労している親も少なくありません。

児童精神科への受診

初診まで待たずに受診したいと願う親も多いですよね。ですが、愛知県のある女性は児童精神科を予約したものの、「初診は2年後になります」と返答されてしまったそうです。その後、近隣の小児科の発達外来を予約したところ、2歳の時に受診することができました。しかし、医師からの詳しい説明やアドバイスはなく、「療育へ行ってください」とだけ言われたとのことです。また、予約もキャンセルするよう指示され、不信感を抱いたそうです。

医師の診断とサポート

結局、児童精神科を受診した結果、「軽度知的障害を伴うASD」と診断されました。ただし、困り事への対処法や将来についての見通しなどは、医師からは教えてもらえませんでした。それでも、少なくとも診断結果を知ることができたため、親も安心し、希望が持てたそうです。

児童精神科への受診は待ち時間が多いものの、診断結果やサポートを受けることができる場合もあります。ただし、現在の医療状況は深刻であり、早期対応が難しいこともあるかもしれません。

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(写真:47NEWS)

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[出典元]: (Source link: https://news.yahoo.co.jp/articles/144af055d557ad90852401a661e506fadabec266)