6年行方不明のイギリス人少年がフランスで見つかり、母親を守るためにうそをついたと明かす

イギリス人少年

6年間行方不明だったイギリスの少年がフランスで発見され、彼の物語がイギリス全土で話題となっています。17歳のアレックス・バティさんは、英タブロイド紙サンに対して、自分と母親はずっと移動しながら生活しており、行方不明までの経緯についてうそをついたのは、母親を警察から守るためだと話しています。また、自分の将来のことを考えてイギリスに帰国することを決めたとも述べています。

バティさんは2017年に母親と祖父と一緒にスペイン旅行に出かけた後、行方不明になっていました。そして、この月の13日の早朝、フランス南部トゥールーズ近くのピレネー山脈のふもとで、配達車の運転手に発見されたのです。バティさんは運転手の電話を借りて祖母にメッセージを送り、家に帰りたいと伝えました。

運転手のファビアン・アッシディニさんは、雨の中を一人で歩いている少年に気付き声をかけたそうです。アッシディニさんはバティさんの捜索願が出ていることをインターネットで確認し、警察に連絡しました。

バティさんは現在、イギリスのオールダムで祖母と一緒に暮らしています。彼はサンに対して、移動を続ける集団から逃げ出したと話し、母親と祖父を守るために警察にうそをついたと明かしています。

バティさんは、山の中から4日間歩き続けていたと語っていますが、実際は2日間でクイランの町からトゥールーズに向かったとのことです。彼は母親と祖父が児童誘拐で逮捕されるのではないかと心配し、彼らを守るためにうそをついたと語っています。

バティさんは山の中で生活している間に、自分の将来について疑問を抱くようになったと話しています。彼はソフトウェア・エンジニアになりたいと考え、このままでは将来に良い影響を与えるような生活ではないと気づいたのです。

今後、バティさんは大学へ進学し、フランス語を学び、コンピューター科学を専攻したいとのことです。

イギリス人少年の物語は、彼が母親と一緒にいた集団に関することも明らかにしました。集団は特定のエネルギー源を嫌い、太陽光発電パネルを持ち歩いていたそうです。バティさんはこの集団で学校に通っていなかったと話しています。

イギリス人少年の無事な帰還は、彼の祖母にとっても大きな安堵と喜びの瞬間でした。彼女は孫と再会した際、「本当にうれしかった」と語りました。

これからバティさんは大学で学び、将来の夢に向かって前進する予定です。

ソースリンク: 日本ニュース24時間