人気絶頂のボーイズグループから早すぎる別れ
世界中で愛されたボーイズグループ「ワン・ダイレクション」の元メンバー、リアム・ペインさんが31歳の若さでこの世を去りました。16日、滞在先のアルゼンチンのホテルでバルコニーから転落し、帰らぬ人となりました。
転落時の状況は? 捜査当局が発表
アルゼンチンの捜査当局は、ペインさんが転落した際、部屋に一人でいたこと、また薬物の影響下にあった可能性が高いことを発表しました。
事件発生の数時間前には、ペインさんの部屋に2人の女性がいたことが確認されています。当局は事件との関連性を調べるため、この2人を含む5人から証言を得たと発表。しかし、転落時にはペインさんは一人で、第三者が介入した形跡はないと結論づけました。
部屋からは薬物と破壊された家具が…
警察が現場に駆けつけた際、ペインさんの部屋は荒らされており、薬物とアルコール飲料と思われるもの、破壊された家具などが散乱していたそうです。アルゼンチンのメディアが公開した写真からも、部屋の中の無秩序な様子が見て取れます。
法医学専門家は、ペインさんの頭蓋骨に致命傷となる損傷があったこと、また胸部、腹部、四肢の内出血と外出血が死因に寄与したと指摘しています。
早すぎる別れに悲しみの声広がる
人気絶頂のグループを離れ、ソロアーティストとしても活躍していたペインさん。突然の訃報に、世界中のファンから悲しみの声が寄せられています。
リアム・ペインさん
ワン・ダイレクション時代からの輝き
ペインさんは2010年、イギリスのオーディション番組「Xファクター」に出演。そこで他の4人のメンバーと出会い、ワン・ダイレクションを結成しました。
グループは瞬く間に世界的な人気を博し、「What Makes You Beautiful」や「Story of My Life」など、数々のヒット曲を世に送り出しました。
11年前…来日したワンダイレクション
ソロ活動と今後の展望
2016年にワン・ダイレクションが活動休止した後も、ペインさんはソロアーティストとして精力的に活動していました。
しかし、その矢先の悲劇に、音楽業界はもちろん、世界中に衝撃が走っています。ご冥福をお祈りいたします。