世界遺産の建設にかかった驚きの時間:サグラダ・ファミリアを超える建築物とは?

今年の春、スペインの世界遺産「サグラダ・ファミリア」が2026年に完成予定と発表され、世界中の注目を集めましたね。1882年の着工から実に144年もの歳月が流れることになります。

サグラダ・ファミリア:ガウディの遺志を継ぐ壮大なプロジェクト

「サグラダ・ファミリア」は、スペインのバルセロナにある教会で、その独特な建築様式で知られています。設計を手掛けたのは、建築家アントニ・ガウディ。彼は自然の造形美を建築に取り入れ、他に類を見ない独創的なデザインを生み出しました。

サグラダ・ファミリアの内部サグラダ・ファミリアの内部

しかし、ガウディは1926年に亡くなり、建設は彼の弟子たちに引き継がれました。その後、スペイン内戦や資金難などの困難に見舞われ、完成まで長い年月がかかっています。

完成間近となった今も、その壮大さに圧倒されますが、144年という歳月は、建物の歴史と重みを物語っていますね。

エローラ石窟群:150年かけて岩山を彫り抜いた驚異の寺院

「サグラダ・ファミリア」の建設期間も驚きですが、世界にはさらに長い年月をかけて建造された建造物が存在します。

インドにある「エローラ石窟群」は、なんと1000年以上前にデカン高原の断崖を掘削して作られた石窟寺院群です。その中でもひときわ目を引くのが、「カイラーサナータ寺院」。

エローラ石窟群のカイラーサナータ寺院エローラ石窟群のカイラーサナータ寺院

なんと150年もの歳月をかけて、高さ30メートル、奥行き80メートルという巨大な寺院が、一枚岩から彫り出されたというから驚きです。気の遠くなるような時間と労力をかけて、精緻な彫刻が施された寺院は、まさに人間の努力と信仰心の結晶と言えるでしょう。

専門家の間では、7世代に渡って石工たちが作業に従事したという説もあり、その壮大なスケールに改めて驚かされます。

まとめ:歴史とロマンを感じさせる世界遺産の数々

今回は、「サグラダ・ファミリア」と「エローラ石窟群」を例に、世界遺産の建設にかかった時間についてご紹介しました。

長い年月をかけて完成した建築物は、歴史とロマンを感じさせ、私たちに感動を与えてくれますね。

皆さんは、他にどんな世界遺産に興味がありますか? ぜひコメント欄で教えてください! また、この記事が面白かったら、SNSでシェアしてね!