2024年10月1日、石破新内閣が発足しました。防衛大臣経験者を要職に据え、「軍事オタク」としても知られる石破茂首相。中国の軍事的脅威が高まる中、防衛力強化は喫緊の課題ですが、見落としがちなのが「サイバー空間における防衛」です。
中国はすでに「常在戦場」の発想に基づき、サイバー攻撃による情報窃取、社会の混乱を目的とした偽情報拡散など、活発な攻撃を仕掛けています。
そこで本稿では、石破政権が早急に実行すべき「3つのサイバー防衛強化策」を提言します。
1. 日本のサイバー防御力を結集!統合的な防衛体制の構築
政府も「国家安全保障戦略(令和4年度)」の中で、サイバー攻撃の脅威を認識し、重要インフラの機能停止、選挙への干渉、機密情報窃取などのリスクを指摘しています。
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まず、政府機関のシステムを常時評価し、脆弱性を迅速に修正できる体制が必要です。最新のサイバー脅威情報や技術を共有し、官民一体となってサイバー攻撃に対応できる体制を構築すべきです。
2. サイバー攻撃の芽を摘む!先制防衛と抑止力の強化
サイバー攻撃は、発生してから対応するのでは遅い場合が殆どです。そのため、攻撃を未然に防ぐ「先制防衛」と、攻撃をためらわせる「抑止力」の強化が重要になります。
具体的には、攻撃者の拠点などを特定し、事前に無力化する能力の保有や、国際的な協力体制の構築などが考えられます。
3. 国民一人ひとりの意識改革!サイバーリテラシー向上
サイバー攻撃から国を守るためには、国民一人ひとりの意識改革も不可欠です。政府は、教育機関や企業と連携し、サイバーセキュリティに関する教育を充実させるべきです。
フィッシング詐欺や偽情報に騙されないための知識や、パスワード管理の徹底など、基本的なサイバーリテラシーを向上させることが重要です。
まとめ|石破政権の決断が日本の未来を決める
石破新政権には、軍事力強化だけでなく、サイバー空間における防衛力強化にも積極的に取り組むことが求められます。
日本が、サイバー攻撃の脅威から国民の安全を守り、平和な社会を実現できるかどうかは、石破政権の決断にかかっています。