あなたの周りにいませんか?職場の「文句言いさん」
職場には、なぜかいつも文句ばかり言う人がいますよね。
「あのプロジェクトが失敗したのは、部長のせいだ」
「私の仕事ばかり多くて、不公平だ」
そんな風に、責任転嫁したり、他人と比べて不平不満を漏らしたり…。
もし、あなたが「ドキッ」としたなら、要注意です!
今回は、ベストセラー書籍『リーダーの仮面』『数値化の鬼』『とにかく仕組み化』などでお馴染みの安藤広大氏の最新刊『パーフェクトな意思決定 「決める瞬間」の思考法』を参考に、職場にありがちな「文句」の問題について解説していきます。
文句は伝染する!? 放置すると組織全体に広がる負の連鎖
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文句を言う人は、まるでウイルスのように周囲に影響を与えます。
例えば、プロジェクトが失敗した時、Aさんが「部長の指示が悪かった」と文句を言い始めたとします。
すると、日頃から部長に不満を持っていたBさんや、Aさんと仲が良いCさんが同調し始めます。
さらに、周りの人たちも「Aさんが言うなら、きっとそうなんだろう」と思い込み、噂はあっという間に広がっていくのです。
こうして、最初はAさん一人だった「文句言いさん」が、いつの間にか集団になってしまうのです。
文句を言う人は、なぜ成長できないのか?
文句を言う人は、「自分は悪くない。悪いのは周りの環境や他人だ」という被害者意識にとらわれています。
そのため、失敗から学び、次に活かすための「振り返り」を怠ってしまうのです。
もちろん、上司や会社に問題があるケースもゼロではありません。
しかし、だからといって文句ばかり言っていても、状況は何も変わりません。
むしろ、成長の機会を逃し、いつまでも同じ場所で足踏みする結果になりかねません。
成長を続けるために!「文句」ではなく「改善策」を
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では、どうすれば「文句言いさん」から脱却し、成長できるのでしょうか?
それは、「文句」ではなく「改善策」を考える習慣を身につけることです。
例えば、プロジェクトが失敗した時、
- 「なぜ失敗したのか?」
- 「次はどうすれば成功できるのか?」
を具体的に考え、行動に移すことが重要です。
もちろん、自分一人では解決できない問題もあるでしょう。
その場合は、上司や信頼できる同僚に相談し、建設的な意見交換をするように心がけましょう。
「文句」にさよなら! ポジティブ思考で仕事と向き合おう
今回は、職場における「文句」の問題について考えてみました。
文句を言うことは簡単ですが、それは一時的なストレス発散にしかなりません。
真の成長を遂げるためには、「文句」ではなく「改善策」に目を向け、前向きに行動することが大切です。
ぜひ、今回の内容を参考に、ポジティブ思考で仕事と向き合ってみてください。