石破首相 窮地「丸川珠代を助けてやってください」必死のお願いも 不支持率は拡大…2分前まで訴え


【写真あり】 “裏金夫婦”ピンチ 丸川珠代氏、東京7区に鞍替え出馬 安倍昭恵さん応援も逆風 立民・松尾氏と競る展開

 丸川氏の最終演説の応援に駆けつけた石破首相は「丸川珠代を助けてやってください」と訴えた。裏金問題の影響で苦戦が伝えられ、負けられない小選挙区の一つ。午後6時40分からマイクを握った首相は約15分間、丸川氏への投票を呼びかけ続けた。

 12日間の選挙戦で、一気に追い込まれる形になった。報道各社の調査で自民の劣勢が伝えられ、20、21両日に共同通信が行った終盤の情勢調査では、与党の過半数確保も微妙な状況となった。後半戦での挽回を目指し、21日付で衆院選に関する「緊急通達」を全国に発出。「私も死に物狂いで全国を駆け回る」と明記。勝敗ラインの与党過半数維持へ「底力を発揮するのは今この時だ。全力を尽くして奮闘いただくようお願いしたい」とハッパをかけた。

 一方で焦りの色もにじむ。22日に愛知県内での集会で立民の源流に言及した際に「悪夢のような民主党政権」と表現。19年に同様の言い回しをした安倍晋三元首相を批判した経緯があり、またも変節ぶりが指摘された。さらに翌23日には、非公認候補の政党支部への2000万円支給が判明。「報道に憤りを覚える」と反論したが、有権者からは「逆ギレ」などとあきれる声もあふれている。

 首相が最後の訴えを行ったのは東京・豊洲のホームセンター前。若いZ世代に知名度のある大空幸星(こうき)氏の応援のためマイクを握り「皆さんの力で新しい日本をつくりましょう!」と、午後8時の2分前まで訴え、ギリギリまで聴衆と握手などを交わした。



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