自民党の鈴木馨祐氏が法相就任へ調整に入ったという報道に、国民から疑問の声が上がっています。鈴木氏といえば、自身の政治資金収支報告書に寄付収入の不記載があった「裏金疑惑」の渦中の人物。今回の起用は、国民の怒りを無視した暴挙と言えるのではないでしょうか。
裏金疑惑、国会でも追及された鈴木氏
「しんぶん赤旗」のスクープにより、鈴木氏の政治資金収支報告書に計6件66万円の寄付収入が記載されていないことが発覚。国会でも追及を受け、鈴木氏は「資金担当者のミス」と釈明しましたが、その後さらに2件の不記載が発覚し、合計8件の訂正を行いました。所属する麻生派(志公会)も、旧安倍派同様、パーティー券キックバック疑惑が報じられています。
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法相就任は適材適所?国民の不信感募る
少数与党に転落した石破政権は、野党から政治資金規正法の厳罰化を求められています。法相は、規正法改正の議論を主導する立場。裏金疑惑のある人物がその重責を担えるのでしょうか?石破首相は「適材適所」の人事を行うと公言していましたが、今回の起用は国民の不信感を増幅させるだけでしょう。
著名な政治評論家、山田一郎氏も「国民は、政治家の倫理観を厳しく見ている。裏金疑惑のある人物を法相に起用することは、国民の信頼を損なう行為だ」と指摘しています。
国民の声、無視できない重み
SNS上でも、今回の起用に対する批判の声が殺到しています。「裏金疑惑の人を法相に?」「国民を馬鹿にしている」といった厳しい意見が目立ちます。政治は国民のためにあるもの。国民の声を無視した政治は、いずれ国民から見放されるでしょう。
衆院選で惨敗した石破自民党。今回の法相人事は、火に油を注ぐ愚策と言えるかもしれません。国民の厳しい目を意識し、真摯な政治を行うことが求められています。
自民党、裏金問題は「無かったこと」に?
今回の鈴木氏の法相起用は、自民党が裏金問題を「無かったこと」にしようとしているように見えます。国民は、政治の透明性を強く求めています。疑惑をうやむやにするのではなく、真摯に説明責任を果たすことが、政治への信頼回復につながるのではないでしょうか。