三笠宮家の彬子(あきこ)さまは9日朝、訪問先の英国から民間機で東京・羽田空港に帰国された。心不全の症状などで入院中の祖母・三笠宮妃百合子さま(101)の容体が悪化したためで、15日の帰国予定を早められた。
彬子さまは午前7時半頃、空港のロビーに姿を見せられた。硬い表情で、出迎えた宮内庁職員らに一礼し、足早に出口に向かわれた。その後、百合子さまの入院先の聖路加国際病院(東京都中央区)を訪れ、約1時間半滞在された。
宮内庁によると、百合子さまは飲食できない状態が続き、7日の検査で、心臓や腎臓など全身の機能が低下していることがわかった。現在は一般病室で静かに休まれているという。