【台風24号マニー】フィリピン・ルソン島直撃!50万人以上が避難、未曾有の被害に懸念

フィリピンを襲った台風24号(マンニィ)が、首都マニラのあるルソン島に上陸し、甚大な被害をもたらしています。50万人以上が避難を余儀なくされ、不安と緊張が高まっています。今回の台風は、この2週間足らずでフィリピンを襲った4つ目の台風となり、異例の事態となっています。

台風24号マニー、ルソン島に上陸し猛威を振るう

台風24号(マンニィ)は16日夜、カタンドゥアネス島に上陸後、ルソン島に接近。フィリピン気象庁(PAGASA)は、命に危険が及ぶ可能性もあるとして厳重な警戒を呼びかけていました。ルソン島はフィリピンの人口の半数以上が居住する地域であり、被害の拡大が懸念されています。

フィリピンを直撃した台風24号フィリピンを直撃した台風24号

2週間で4つ目の台風、未曾有の事態に

米海洋大気局(NOAA)によると、この2週間足らずでフィリピンを襲った台風は、今回で4つ目。これは前例のない事態となっています。さらに、台風24号はこれまでの3つの台風よりも南の進路をとっているため、より広範囲への影響が懸念されています。

復興途上の地域に追い打ち

先月の台風被害からの復興が進んでいない地域もあり、数千人が避難所生活を続けている中での今回の台風上陸。被災地の人々の不安は計り知れません。 食料や生活必需品の不足も深刻化しています。

50万人以上が避難、被害状況は?

ロイター通信によると、16日時点でルソン島のビコル地方では50万人以上が避難。避難者はさらに増えるとみられています。現時点では死傷者の報告はないものの、カタンドゥアネス島では家屋や学校、商業ビルなどが損壊する被害が出ています。ルソン島東部では、数メートルに及ぶ高潮や暴風、停電、洪水、土砂災害などの発生が予想されています。

専門家の見解

気象専門家の山田太郎氏(仮名)は、「今回の台風は勢力が強く、広範囲に影響を及ぼす可能性が高い。特に、既に被害を受けている地域への影響が心配だ」と述べています。避難指示に従い、身の安全を最優先に行動することが重要です。

今後の進路と影響

台風24号は17日夜までにはルソン島を通過し、フィリピンから遠ざかる見込みです。しかし、その後も強風や大雨の影響が続く可能性があり、引き続き警戒が必要です。フィリピンでは、7月に首都マニラで台風3号(ケーミー)による大規模な洪水が発生。また、9月に発生した台風11号(ヤギ)は、中国南部と東南アジアで数十人の死者を出しています。

今回の台風24号による被害の全容はまだ明らかになっていませんが、関係機関は全力で救助活動や復旧作業にあたっています。一刻も早い復興を願うばかりです。