紅葉シーズンもいよいよ終盤。京都の街中にも鮮やかな赤色が広がり、まさに「紅葉納め」の絶好機です。今回は、世界遺産にも登録されている穴場スポットを含め、京都の紅葉を余すことなく楽しめるスポットをご紹介します。
まだ間に合う!12月上旬のおすすめ紅葉スポット
冷え込みが厳しくなり、京都の紅葉もいよいよピークを迎えています。貴船神社や比叡山延暦寺は既に見頃を過ぎましたが、まだまだ楽しめるスポットはたくさんあります。三尾の神護寺では今まさにピークを迎えており、かわらけ投げで厄除けができる地蔵院周辺も見頃です。永観堂や清凉寺も同様に美しい紅葉を楽しめます。
alt 三尾の神護寺で紅葉を楽しむ観光客
東福寺や平等院も12月上旬にはピークを迎える見込みです。祇園の建仁寺では、境内各所が色づき始めており、特に有名な潮音庭は12月中旬が見頃と予想されています。すでにピークを迎えた場所でも、名残の紅葉や散り紅葉など、晩秋ならではの風情を楽しむことができます。
世界遺産の大徳寺で紅葉と寺宝を堪能
大徳寺では、塔頭寺院の公開が12月まで延長されています。真珠庵と黄梅院は12月8日まで、興臨院は12月15日まで公開されており、紅葉とともに寺宝を鑑賞する貴重な機会です。京都の庭園デザイナーである小林健太郎氏も、「大徳寺の静謐な空間で紅葉を眺めるのは格別」と語っています。(※架空の専門家)
穴場スポット!世界遺産「仁和寺」で特別な紅葉体験
あまり知られていませんが、世界遺産の仁和寺もおすすめの紅葉スポットです。888年に宇多天皇によって創建されたこの寺院は、歴史的にも重要な場所です。二王門の迫力ある仁王像の間をくぐり抜けると、煩悩も吹き飛ぶような感覚を味わえます。「きぬかけの路」に面しており、アクセスも良好です。
仁和寺では、遅咲きの紅葉が楽しめるだけでなく、御室桜の名所としても知られています。春と秋、異なる美しさで訪れる人々を魅了する仁和寺は、まさに穴場スポットと言えるでしょう。歴史好きの方には、宇多天皇と菅原道真のゆかりの地としてもおすすめです。
仁和寺の紅葉ライトアップ
夜間にはライトアップも行われ、幻想的な雰囲気の中で紅葉を楽しむことができます。昼間とは異なる表情を見せる紅葉は、まさに息を呑む美しさです。ライトアップ期間は公式サイトで確認できます。
まとめ:京都の紅葉を心ゆくまで堪能しよう
京都の紅葉シーズンは終盤を迎えていますが、まだまだ美しい景色を楽しめるスポットはたくさんあります。定番の場所から穴場スポットまで、自分にぴったりの場所で「紅葉納め」を満喫しましょう。