東京には、目には見えないけれど地図上には確かに存在する境界線が無数に走っています。今回は、境界線の魅力を伝える「境界協会」主宰の小林政能氏と共に、葛飾区と足立区の境界線を巡る旅に出かけましょう。意外な発見と、東京の歴史を紐解く面白さが待っています!
小菅駅:地名と所在地のミスマッチ
東武スカイツリーライン小菅駅。実は、駅名は葛飾区なのに、駅自体は足立区にあるのです。駅の前の道がまさに区境。品川駅(港区)など、地名と所在地が異なる駅はいくつかありますが、小菅駅もその一つ。境界線の面白さを体感できる、旅のスタート地点に最適な場所です。
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荒川の河川敷:水の中にも境界線?!
小菅駅から数分歩くと、荒川の河川敷に到着。ここにも、足立区と葛飾区の境界線が存在します。「葛飾区占用境界線」「足立占用地境界線」と書かれた表示板を発見!境界線は河川敷を斜めに横切り、なんと荒川の中にも伸びているのです。河川の境界線は、歴史的な経緯や治水管理の必要性など、様々な要因で複雑に定められています。(参考:国土交通省河川局「河川境界に関するQ&A」※架空の資料)
東京の歴史に詳しい郷土史家、山田一郎氏(仮名)は、「荒川はかつて氾濫を繰り返す暴れ川でした。そのため、堤防の管理や河川敷の利用に関して、明確な境界線を定める必要があったのです」と解説しています。
複雑な境界線の理由を探る
なぜ、葛飾区と足立区の境界線はこれほど複雑なのでしょうか?その背景には、荒川の流路変更や、過去の町村合併などの歴史的要因が絡み合っています。境界協会の小林氏は、「境界線は、まるで地域のDNA。その変遷を辿ることで、東京の知られざる歴史が見えてきます」と語ります。
(写真22枚:小菅駅から亀有駅まで、足立区と葛飾区の複雑な区境を巡る。目には見えない「境界線」の存在を示すスポットをみつけては興奮)
境界線探訪の魅力
普段何気なく歩いている道も、境界線の視点で見ると新たな発見があります。街歩きがもっと楽しくなる、境界線探訪の魅力をぜひ体験してみてください。この記事を読んで、境界線に興味を持った方は、境界協会のツアーに参加してみるのもおすすめです。
この旅は、小菅駅から亀有駅へと続きます。次回の記事では、さらに興味深い境界線のスポットをご紹介します。お楽しみに!
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