元大阪府知事の橋下徹氏が4日、カンテレ「とれたてっ!」に出演。国会議員が会食をする中でものごとを決める「飲み食い政治」批判する中で、自身も大阪府知事時代に行っていた疑惑をぶつけられた。
過去の発言から、2015年に、橋下氏と当時の大阪府知事の松井一郎氏、当時の大阪市長の吉村洋文氏が、安倍晋三首相、菅義偉官房長官と忘年会を開き、「総理!万博は必要ですよね」と猛プッシュ。安倍氏も「そうだよね」と同意を得て、大阪・関西万博の開催の決め手となったという“おちょこ事件”を蒸し返された。
コメンテーターの北斗晶から「なんだよ!やってんじゃねーかよ!」と小突かれた橋下氏は、「それ、僕ですか?」とおとぼけ。苦笑いしながら「こういう政治をやめろというんだったらやめなきゃいけないと思う。僕は9年前、やってました」とキッパリ。
「言いたいのが、飲み食いが全部ゼロじゃなくて、基準をちゃんとつくりなさいと。英国でも米国でもコードといって、飲み食いのルールがある」と怪しいときには第三者機関の調査が入ることを話した上で、「僕の知事、市長8年間の慰労会だったんです。だから、イチ国会議員、ペーペー国会議員と一緒にしてくれんなよ」と、もし第三者機関に説明するなら、の文言を明かした。
しかしスタジオからは失笑が漏れ、ゲストの東野幸治からは「何の自慢ですか?」とツッコミが。前日に大阪市長を退任し、翌日に首相から慰労会を開いてもらい、その席で万博の話もしたことを認めつつ「そういう慰労会もダメだというなら、やめてもらったらいい」と話した。
ちなみにこの会の支払いは「安倍さん、菅さん側にしていただきました。慰労会だったんで」と橋下氏。「僕はいま、政治家のみなさんと会うときは必ず割り勘でやってます」と強調した。
さらに「お疲れさん会もダメだというならやめたらいいけど、一定の基準を設けて、ルールをつくってやればいい」と認めていた。