《消えた『イッテQ』芸人が告白》「数年間は番組を見られなかった」手越復帰に涙した理由、引退覚悟のオーディションで掴んだ“準レギュラー”


【写真】現在44歳の武井ドンゲバビーさん。『イッテQ』時代の過酷なロケ写真、美人妻とチビゲバビくんも

 * * *
──武井さんと言えば、やはり『世界の果てまでイッテQ!』での「号泣&鼻水」が印象に残っていますが、先日、大きな話題となった手越祐也さん(37)の同番組への復帰はどのようにご覧になりましたか。

「宮川大輔さん(52)の『お祭り男』ロケへ一緒に行ったり、プライベートでご飯を食べに行ったりもした仲なので、手越くんの姿が映ったときは涙が出ましたね。いち視聴者として、彼が『イッテQ!』で見られなかったのは寂しかった。あの大輔さんに、物怖じせず軽口を叩けるのは彼ぐらいですから(笑)」

「もちろん、あります。心の底から『おめでとう!』と喜んでいる気持ちと一緒に、『あ~、悔しい!』という気持ちも同じぐらいありました。実は最近まで、『イッテQ』をまともに見られなかったんです。見ているとモヤモヤしちゃって。

“いつまでも囚われていちゃダメだ”“忘れて前を見よう”と思っていたんですけど、実はずっと僕のなかに『イッテQ』はあったんですよね。それぐらいに、僕にとっては大きな存在だということを、手越くんの姿を見ながら痛感させられました」

──『イッテQ』への初登場は、2009年9月20日の放送。当時の武井さんはほぼ無名の駆け出し芸人のような状態でしたが、どのような経緯で出演が決まったんでしょうか。

「“第2のイモトアヤコを発掘しよう”という主旨のオーディションに参加したんですが、実はその頃、もう芸人を辞めようと思っていたんです。20歳から芸人として活動してきて、当時の僕は29歳。『爆笑オンエアバトル』(NHK)や『爆笑レッドカーペット』(フジテレビ系)、『エンタの神様』(日本テレビ系)などにも何回か出させてもらったんですけど、ブレイクするまでには至りませんでした。もう限界かなと思っていました」

──その頃は、コンビを組まれていたんですよね。

「結果的に僕ひとりでの出演になりましたが、オーディションの時は『ヴィンテージ』というコンビで受けました。相方(現、ナナフシギ・大赤見ノヴ)には『これで落ちたら、もう辞めるから』と伝えて臨んだんです。いい意味で、吹っ切れていたのかもしれません。開き直ってオーディションでボケ倒し暴れ倒したら、それがめちゃくちゃハマって(笑)」



Source link