人生100年時代と言われる現代、将来への備えは不可欠です。特に40代・50代は、教育費や住宅ローンなど支出も多い一方、老後資金の準備も本格的に考え始める時期。この記事では、40代・50代世帯の平均年収と貯蓄額の実態を詳しく解説し、老後資金への不安解消に役立つ情報をお届けします。堅実な資産形成のヒントを探している方は必見です！
40代・50代の平均年収は？年代別年収データで現状把握
まず、40代・50代の平均年収がどのくらいなのか、国税庁の「令和5年分 民間給与実態統計調査」のデータを見てみましょう。
- 40～44歳：501万円（男性612万円、女性343万円）
- 45～49歳：521万円（男性653万円、女性343万円）
- 50～54歳：540万円（男性689万円、女性343万円）
- 55～59歳：545万円（男性712万円、女性330万円）
このデータから、40代・50代は平均年収500万円を超えていることが分かります。男女間の収入格差も顕著な点ですね。
40代・50代の平均年収
40代・50代の貯蓄額は？金融資産保有額から見る実態
では、平均年収が比較的高い40代・50代は、実際にどれくらい貯蓄できているのでしょうか？金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査（令和5年）」をもとに、二人以上世帯の金融資産保有額（預貯金、株式、投資信託、保険等を含む）を見ていきましょう。
40代二人以上世帯の貯蓄額
40代二人以上世帯の貯蓄額中央値は220万円。平均値は889万円ですが、中央値との差が大きいことから、世帯ごとの貯蓄額にばらつきがあることが分かります。貯蓄額2000万円以上の世帯も11.8%存在する一方で、貯蓄がない世帯も26.8%と少なくありません。
ファイナンシャルプランナーの山田花子さん（仮名）は、「40代は教育費や住宅ローンなど、大きな支出が重なる時期。貯蓄に回せるお金が少ない世帯が多いのも頷けます」と指摘しています。
50代二人以上世帯の貯蓄額
50代二人以上世帯の貯蓄額中央値は300万円。40代と比べると増加傾向にありますが、それでも貯蓄がない世帯は27.4%と高い割合を占めています。平均値は1147万円ですが、こちらも40代同様、世帯間の格差が大きいことが伺えます。
「50代になると教育費の負担が軽くなる一方で、老後への意識が高まり、貯蓄に励む世帯も増えてきます。しかし、住宅ローン返済や親の介護など、予期せぬ支出が発生することもあり、貯蓄が思うように進まないケースも多いです」と山田さんは解説します。
老後資金2000万円問題！どう備える？
老後資金2000万円問題が話題になったように、老後の生活にはまとまった資金が必要です。公的年金だけでは不足する可能性も考慮し、早めの対策が重要です。
具体的な貯蓄方法とは？
貯蓄を増やすには、収入を増やす、支出を減らす、運用で増やす、の3つのアプローチがあります。自分に合った方法を選び、無理のない範囲でコツコツと続けることが大切です。
まとめ：将来設計を見据えて、今できることから始めよう
40代・50代は人生の転換期。将来設計を見据え、家計管理や貯蓄計画をしっかりと立てることが大切です。この記事を参考に、今できることから始めてみませんか？ jp24h.comでは、他にも役立つ情報を発信しています。ぜひご覧ください！
