週明け2日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は乱高下した。新型コロナウイルスによる肺炎が経済に及ぼす悪影響を警戒し、一時300円超下落して節目の2万1000円を割り込み、約半年ぶりの安値を付けた。だが潤沢な資金供給に努めるとの日銀総裁の緊急談話が注目され、400円超反発する場面もあった。
午後1時現在は前週末終値比294円67銭高の2万1437円63銭。東証株価指数(TOPIX)は21・78ポイント高の1532・65。
2日の円相場はシドニー市場で一時1ドル=107円ちょうどまで急伸した。円高で輸出関連銘柄を中心に上場企業の収益が圧迫されるとの懸念が高まり、朝方は株式への売り注文が先行した。