人生には悩みや不安がつきもの。特に50代になると、将来への漠然とした不安や、日々の生活のマンネリ感に悩まされる方も多いのではないでしょうか。今回は、精神科医Tomy氏の著書『精神科医Tomyが教える 50代を上手に生きる言葉』(ダイヤモンド社)から、マンネリとの付き合い方についてご紹介します。
マンネリとは「続ける力」
「マンネリ」と聞くと、どうしてもネガティブなイメージが先行しがちです。刺激がなく、変わり映えのしない毎日…そんな風に捉えている方もいるかもしれません。しかし、Tomy氏はマンネリを「続ける力」と表現しています。
毎日同じように繰り返されるルーティンも、実は続けること自体が素晴らしい能力なのです。お風呂に入ること、歯を磨くこと…これらは当たり前のように行っていますが、毎日欠かさず続けることは容易ではありません。
毎日のルーティン
例えば、ダイエットや資格の勉強など、新しいことを始めるのは簡単ですが、それを継続するのは難しいものです。マンネリ化しているということは、裏を返せば、それだけ一つのことを継続できている証拠。これは、立派な才能と言えるでしょう。 料理研究家の山田花子さん(仮名)も、「毎日同じ料理を作るのは大変ですが、家族のために続けているうちに、いつの間にか料理の腕が上がっていました。マンネリのおかげですね」と語っています。
マンネリ感を打破する秘訣
それでも、惰性で過ごしている感覚がどうしても拭えない…そんな時は、いつものルーティンに少し変化を加えてみましょう。例えば、いつもと違う時間に散歩に出かけたり、いつもと違うカフェでコーヒーを飲んでみたり。ほんの些細な変化でも、新鮮な気持ちを取り戻すきっかけになります。
新鮮さをプラスするアイデア
- いつもと違うルートで通勤・通学する
- 普段行かないお店でランチを食べる
- 新しい趣味に挑戦する
- 部屋の模様替えをする
これらの小さな変化が、日々の生活に彩りを添え、マンネリ感を打破する力となります。 心理カウンセラーの佐藤一郎さん(仮名)は、「マンネリから抜け出すには、小さな変化を積み重ねることが重要です。大きな変化を求めすぎると、かえってプレッシャーになってしまいます」とアドバイスしています。
マンネリを受け入れることで、人生は軽やかになる
マンネリは必ずしも悪いものではありません。むしろ、安定した生活の証とも言えるでしょう。マンネリをネガティブに捉えるのではなく、「続ける力」として肯定的に捉え、小さな変化を加えながら、自分らしい毎日を過ごしていきましょう。
この記事が、50代からの生き方のヒントになれば幸いです。ぜひ、あなたのマンネリ打破のアイデアをコメント欄で共有してください! また、jp24h.comでは、他にも様々なライフスタイル情報をご紹介しています。ぜひ、他の記事もご覧ください。