忘年会シーズン到来!楽しいお酒の席…のはずが、実は憂鬱な人も多いのではないでしょうか?上司への気遣いはもちろん、最近は後輩への配慮も必要で、飲み会疲れを感じている人が増えているようです。この記事では、現代の職場における飲み会の実態と、ストレスなく楽しむためのヒントを探ります。
職場の飲み会、実はみんな疲れてる?
AERA dot.編集部が行ったアンケートによると、職場の飲み会で「年長者に気を使ってしんどい」と答えた人が43%だったのに対し、「若い世代や後輩に気を使ってしんどい」と答えた人も40%と、ほぼ同数という結果が出ました。上司部下関係なく、誰もが飲み会に何らかのストレスを感じている時代なのかもしれません。
alt="グラスを傾ける人々の写真"
後輩への気遣い、想像以上に大変?
「若い世代や後輩に気を使ってしんどい」と答えた人の多くは、「話が合わない」「場の雰囲気を壊さないように気を遣う」といった理由を挙げています。世代間のギャップや価値観の違いからくるコミュニケーションの難しさ、またアルハラやパワハラを懸念する声も少なくありません。飲み会の最中、後輩の様子を伺い、気を配るあまり、自分自身が疲弊してしまうという状況も生まれているようです。
例えば、ある50代の看護師の方は「飲み物はあるか、セクハラやパワハラを受けていないか、場になじめているか、若者に声をかけたり、そっと目を配っている」と回答しています。後輩思いの行動が、結果的に自身への負担となっていることが伺えます。
年長者からのプレッシャー、無礼講の落とし穴
一方、年長者側も若者の言動に戸惑いを感じているケースがあります。ある60代女性は、若者に話しかけたところ「意味がわからない」と失笑され、傷ついた経験を語っています。また、出身大学を聞かれたり、大学名を書いたはっぴを着て芸を披露する若者の姿に不快感を覚えたという声も。無礼講という言葉の元に、行き過ぎた行動やハラスメントにつながるケースも少なくないようです。
職場の飲み会、どうすれば楽しめる?
飲み会でのストレスを軽減し、楽しい時間を過ごすためには、相互理解と配慮が不可欠です。世代間のギャップを埋める努力はもちろん、相手を尊重する姿勢が大切です。コミュニケーションを円滑にするためのちょっとした工夫や、飲み会の目的を再確認することも有効でしょう。
今後の飲み会はどうなる?
コロナ禍を経て、オンライン飲み会など新しい形も生まれました。今後の飲み会は、参加者のニーズに合わせて多様なスタイルが共存していくのかもしれません。職場の人間関係を良好に保ちつつ、誰もが心地よく過ごせる飲み会とはどのようなものか、改めて考えてみる必要があるでしょう。